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「打者・大谷」全米に衝撃与えた15安打。“ゾーン”で見る驚異の適応能力、今後の課題は

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が、メジャーリーグ最初の1カ月を終えた。投手として2勝を挙げた一方、打者としても3試合連続本塁打を含む4本塁打を記録するなど打率.341を記録。渡米前から「二刀流」としてオフの話題をさらった大谷だが、その注目と期待に見事に応える結果を見せた。

2018/05/08

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デビュー戦初打席初安打、初本塁打から3戦連発

 大谷のメジャー初安打は、開幕戦となる3月29日(日本時間30日)に敵地で行われたオークランド・アスレチックス戦で生まれた。メジャー初打席の第1打席、右腕ケンドール・グレイブマン投手と対し、初球の内角低めに来たカットボールを捉えての右前安打。初打席の初球を安打にするという鮮烈なデビューは、メジャーリーガー「打者・大谷」の可能性を大いに感じさせるものだった。
 
 そして、さらなる衝撃を与えたのは本拠地エンゼル・スタジアム初登場となった4月3日(同4日)のクリーブランド・インディアンス戦。初回2死二、三塁の場面で迎えた第1打席、対したのは2年連続2ケタ勝利を挙げているジョシュ・トムリン投手だった。終始カットボールとカーブで内角低めを攻められ続けたが、カウント2-2からの6球目、それまでの内角低めの攻めより比較的甘めに入った74マイル(約118キロ)のカーブをすくい上げると、打球はエンゼルスファンの歓声を背に右中間スタンドに突き刺さった。
 
 メジャー初本塁打が本拠地開幕戦での3ラン。これには日米のファンがド肝を抜かれたことだろう。メジャーの強打者相手に160キロを投げ込む「投手・大谷」の一面を期待していたファンが、打者としての活躍も確信したシーンでもあるかもしれない。
 
 結果的に、その予感は的中する。翌日はサイ・ヤング賞を2回受賞している右腕コーリー・クルーバー投手からもやや外寄りの92マイル(約147キロ)の速球を捉えて2試合連続本塁打。その次の試合でもアスレチックスの右腕ダニエル・ゴセット投手の甘く入った速球を叩いてソロ本塁打とした。

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