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田澤、満塁ピンチ招くも無失点で今季初勝利 翌日誕生日のサヨナラ男は興奮「最高のプレゼント」

2018/05/02

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 マイアミ・マーリンズの田澤純一投手が5月1日(日本時間2日)、本拠地マーリンズ・パークで行われたフィラデルフィア・フィリーズ戦でリリーフ登板。今季初勝利を挙げた。
 
 田澤は1-1の同点で迎えた延長10回、5番手としてマウンドに登った。先頭のセザー・ヘルナンデス内野手を初球の90.1マイル(約145キロ)の速球で中飛に打ち取ると、リース・ホスキンス外野手には四球を与え1死一塁。オデュベル・ヘレーラ外野手はカウント0-1から92マイル(約148キロ)の速球で二飛で2アウトとしたが、続くアーロン・アルテール外野手にはカウント1-1からの92.7マイル(約149キロ)の速球を捉えられ、一、二塁。
 
 そしてカルロス・サンタナ内野手にも四球を与えてついに満塁までピンチが広がってしまう。それでも、最後は今季4本塁打を放っている6番マイケル・フランコ内野手を2球で0-2と追い込むと、3球目の78.2マイル(約126キロ)のスライダーを外角低めに投げ込んで遊直に仕留め、何とか無失点で切り抜けた。田澤はこの日1回19球(ストライク10球)を投げて被安打1、与四球2、無失点。防御率は6.39となった。
 
 そしてその裏のマーリンズの攻撃。フィリーズ6番手のヤクセル・リオス投手を攻め立てる。1死からキャメロン・メイビン外野手がセンターへ三塁打を放ち、一気にサヨナラのチャンスとなると、ミゲル・ロハス内野手を敬遠で一、三塁。
 
 ここで打席に立ったは田澤に代わって代打に起用されたヤディエル・リベラ内野手。リベラはカウント1-1から95.9マイル(約154キロ)の速球を中前へはじき返してメイビンが生還。マーリンズが2-1で劇的サヨナラ勝利を収め、田澤は13試合目にして今季初勝利を飾った。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、サヨナラ打を放ったリベラは「誕生日が明日だから、最高のプレゼントになったよ」と自身の誕生日を祝う勝利を喜んでいた。