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ダルビッシュ、6回自責0もリリーフ打たれ白星ならず 地元紙「パフォーマンスが無駄に」

2018/04/28

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 シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのミルウォーキー・ブリュワーズ戦に先発登板。6回を投げ3安打、2四球、8三振、1失点(自責点0)と好投するも、勝ち負けはつかなかった。
 
 今季、4戦に先発するも白星を挙げていないダルビッシュ。4戦のうち3戦は5回途中でノックアウトと調子もいまひとつだ。しかし、この日は高いパフォーマンスを披露する。初回にいきなり失策絡みで1点を失うが、その裏にチームが3連打で2点を獲得し逆転に成功。ダルビッシュは2回を3者凡退に抑えると、速球と変化球をうまく使い分け、ブリュワーズ打線を抑える。
 
 これまで鬼門となっていた5回は2死から走者を2人出すが、ここを抑えると、その裏には自ら二塁打を放ちチャンスメイクに成功する。6回に2死からサンタナに二塁打を許すも、続くペレスを三振に打ち取り、ダルビッシュは勝利投手の権利を持ちながらこの回限りでマウンドを降りた。
 
 しかし、7回に中継ぎ陣が打たれ、ダルビッシュの今季初白星はお預け。チームは7回裏に再勝ち越しに成功し、試合も3-2でカブスが勝利するも、ダルビッシュの今季初勝利と日米通算150勝はまたも次回に持ち越しとなった。
  
 ダルビッシュのこの日の好投は地元紙も評価している。『シカゴ・トリビューン』は「ダルビッシュのパフォーマンスは7回の中継ぎ陣が失点して結果的には無駄になった」とし、『デイリー・ヘラルド紙』は「ダルビッシュとカブスにとって幸せな1日となった」と報じた。
 
 チームの期待通りのパフォーマンスを見せることができたダルビッシュ。4月は勝ち星なしで終わったが、5月からの好投にも期待できる投球内容だった。