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マーリンズ、主力選手の一斉放出で全てをリセット。ジーターCEOに批判集中しファン離れも加速【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/28

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【打撃陣:E】スラッガーを一斉放出し、得点力は大幅ダウン。若手を積極起用へ


 
 59発を放ち本塁打王となったジャンカルロ・スタントン外野手、強打のクリスチャン・イエリッチ外野手とマーセル・オズーナ外野手、そしてスピードスターのディー・ゴードン内野手を軒並み放出。
 
 昨季、チーム得点数リーグ5位の打線は得点源をほとんど失い、投手陣同様3Aレベルの戦力に。正捕手のJ.T.リアルミュート、ニューヨーク・ヤンキースから移籍のスターリン・カストロ内野手もトレードを希望しており、シーズン中に更なる解体の可能性も。
 
 チームは若手を積極的に起用していく方針で、早速開幕戦から有望株のルイス・ブリンソン外野手(写真)を「1番・センター」で起用する。素材的には30本塁打30盗塁を狙える逸材だ。
 

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