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メッツ、投打にベテラン補強も全ては健康次第… 新監督による名将譲りのスタイルに期待【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/29

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【打撃陣:C】ベテランの加入で長打力アップ。繋がりの悪さと機動力の低さが弱点


 
 昨季のチーム本塁打は、リーグトップの224本。オフに大砲ジェイ・ブルース外野手を呼び戻し、更に2016年に40本塁打をマークしたトッド・フレイジャー内野手、長年ロサンゼルス・ドジャースの主砲を務めたエイドリアン・ゴンザレス内野手を補強。通算154本塁打の主砲ヨエニス・セスペデス外野手(写真)、昨年27本塁打とブレイクしたマイケル・コンフォート外野手が怪我なく過ごせれば、パワフルな打線が完成する。
 
 とは言え昨季同様、打線の繋がりは良いとは言えず、長打頼みの打線。機動力も低さもウィークポイント。遊撃手のアーメッド・ロザリオ内野手は、メジャー2年目の若手有望株。辛抱強く起用し、チームの核となる選手に育てたいところ。
 
 既に峠を過ぎてしまったが、元スーパースターのホセ・レイエス内野手は、ユーティリティープレイヤーとしてチームを支える。
 

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