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フィリーズ、投打に大物を補強で上位進出狙う。新監督の異色采配でどう転ぶか【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/29

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【打撃陣:C】潜在能力の高い若手がひしめく。ホスキンスは真のスラッガーとなるか


 
 オフに通算174本塁打の両打ち打者、カルロス・サンタナ(写真)内野手を3年6000万ドルで獲得。パワーと選球眼を備えたベテランの加入は、得点力アップだけでなく、オデュベル・ヘレーラ外野手、マイケル・フランコ内野手といった若手の中南米選手にも好影響を与えるはず。
 
 昨年彗星の如くデビューし、本塁打、打点と次々と最速記録を打ち立てたリース・ホスキンス外野手は開幕から4番に座り、2年目のジンクスに挑む。ニック・ウィリアムズ外野手、アーロン・アルテール外野手、J.P.クロフォード内野手の2年目トリオも伸び盛り。そして、ルーキーイヤーとなる有望選手のスコット・キンガリー内野手の活躍にも期待したい。
 
 若手主体のラインナップで未熟さは残るものの、潜在能力は計り知れない。彼らの成長次第では、チーム得点数12位に終わった昨年から、大きくレベルアップするはずだ。
 

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