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ロッキーズ、打撃と守備は地区屈指。成長途上の投手陣の頑張りがカギ【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/20

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【打撃陣・A】超強力打線は健在。“打てる捕手”加入でさらなる厚み


 
 打線は非常に強力。2015年から2年連続40本塁打以上を放ち、昨季はついに3割・30本塁打・100打点を達成したノーラン・アレナド内野手(写真)と、リーグ最多安打となる213安打を放ったチャーリー・ブラックモン外野手、2016年に打率.348で首位打者に輝いたD.J.ルメイヒュー内野手、昨季不調ながらも2015~2017年の3年間で79本塁打のカルロス・ゴンザレス外野手など強打者がひしめく。
 
 そこに昨季89試合で17本塁打を放った捕手のクリス・アイアネッタが加入したのは、相手投手にとって厄介だろう。また、昨季デビューしオープン戦でも打率.319と好調だった2年目のライアン・マクマホン内野手にも注目だ。
 
 標高1600メートルの高地で気圧が低いことが影響して、本塁打が非常に出やすい打者有利なクアーズ・フィールドが本拠地。味方投手陣にとっては神経を使うところだが、逆に味方打線が打ちまくる可能性もあると考えればこれ以上ない長所になりうるだけに、強化した打線がいかに機能するかが勝敗を分けるだろう。
 

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