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レンジャーズ、痛すぎる補強失敗。激戦区で歴史的低迷のシーズンになるか【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/12

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【打撃陣:D】唯一頼れるのはパワー。若手の三振の多さを補うのは至難の業


 
 チームの顔である38歳のエイドリアン・ベルトレ内野手(写真)は、昨季故障がちで94試合の出場ながらも打率.312, ホームラン19本と健在ぶりを示した。シーズン途中で3000本安打の偉業も達成している。35歳の秋信守外野手も持ち前のスピードとパワーに衰えは見られない。
 
 24歳のジョーイ・ギャロ内野手は41本塁打を放っている。まだ22歳と若く、メジャー1、2年目で連続して20本塁打を放ったノマー・マザラ外野手も見逃せない存在だ。しかし、ギャロとマザラに関しては三振も多く、確実性には未だに乏しいため、繋がりを欠く打線になってしまう可能性は大いにある。
 
 それでも、デライノ・デシールズ外野手、エルビス・アンドルス内野手、ジュリクソン・プロファー内野手をはじめ、足を使った攻撃もできなくもないので、エンドランが絡められれば得点は期待できる。3年目を迎えたジェフ・バニスター監督の腕の見せ所だろう。
 

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