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大谷の活躍でまたも過熱する二刀流議論。レジェンド右腕は投手専任派「打者の労働量は相当」

2018/04/11

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手がア・リーグの週間MVP(4月2〜8日)に選出された。投打にわたる圧巻のパフォーマンスに、日本はもちろん、米国メディアも連日賞賛と驚きの報道を繰り返している。比較される選手や引用されるデータが、ベーブ・ルース氏や100年前のデータというがその象徴の一つであろう。
 
 そんな現代野球の枠にはまらない大谷の”二刀流”について、ボストン・レッドソックスなどで活躍したレジェンド右腕ペドロ・マルティネス氏が持論を語っている。
 
 マルティネス氏は10日、自身のツイッターアカウントよりスペイン語と英語で大谷に関する持論をツイートした。スペイン語では「大谷はメジャーが求めるレベルで打者・投手を続けていくのは難しいのではないだろうか。やれるのかもしれないが、注視されねばならないだろう」とツイート。
 
 そして英語では「大谷は投手に専念すればメジャーでやっていけるだろう。メジャーレベルのパワーやアベレージをキープし続けて打者としてプレーするのは(大谷にとって)チャレンジだ。バッターの日々の労働量というのは相当なものなんだ」とツイートし、投手としてのプレーを支持する姿勢を示した。
 
 ドミニカ共和国出身のマルティネス氏といえば、MLB通算219勝、3度のサイ・ヤング賞受賞を誇り、1990年代後半から2000年代にかけて最強右腕の名をほしいままにした殿堂入り投手だ。イチローや松井秀喜氏といった日本人打者とも名勝負を繰り広げていたのは多くの日本人ファンの眼にも焼き付いていることであろう。
 
 日本では、これまでも多くの野球評論家やファンの間で「二刀流支持派」「投手専念派」「打者専念派」というテーマについては議論されてきたが、大谷の予想を上回る米国でのパフォーマンスは、こうした議論が今後現地でも過熱していく契機となるのだろうか。
 
 いずれにしても、開幕後わずか2週間程度でマルティネス氏のようなレジェンドにコメントさせてしまう大谷のここまでのパフォーマンスは凄いとしか言いようがない。引き続き、米球界、米国メディアを揺るがすプレーを期待したい。
 
 
文:高橋康光