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王者アストロズ、投打に揺るぎない充実の戦力。18年振りのワールドシリーズ連覇へ【30球団戦力紹介】

 今年もメジャーリーグが開幕した。世界一を目指すチーム、数年後の奪還へ向けて再建を図るチーム…いずれにしても、様々な状況の中で162試合という長いシーズンを戦い抜かなければならない。それぞれの戦力とともに、どんな位置付けになっているのか見てみよう。

2018/04/11

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【投手陣:A】リーグ屈指の先発陣。課題はやや不安定なブルペン

 ヒューストン・アストロズ生え抜きのダラス・カイケル(2015年サイ・ヤング賞)、ジャスティン・バーランダー(2011年サイ・ヤング賞)の2枚看板を誇る先発陣はメジャーリーグでも1、2を争う豪華な陣容だ。
 
 昨季のダラス・カイケルは、首の故障で2度の故障者リスト入りをしたものの、14勝5敗防御率2.90の安定した成績を残した。今年のオープン戦でも10イニングを投げて防御率1.74と調整は万全と見られる。
 
 ジャスティン・バーランダーは、昨年度トレード期限ぎりぎりの8月31日にタイガースから移籍すると、残りのシーズンを5勝0敗、防御率1.06の驚異的な活躍でチームに多大な貢献をしている。オープン戦の成績は22イニングで防御率1.64とこちらも万全だ。
 
 さらに昨年度オールスターに選出されたランス・マッカラーズ・ジュニア、14勝を挙げたチャーリー・モートン、パイレーツで12勝を挙げたゲリット・コール(写真)をトレードで獲得するなど、先発陣に死角は見つからない。
 
 先発陣に比べると、ややブルペンは見劣りする。クローザーのケン・ジャイルズは最速166キロを誇る速球投手だが、昨年度のポストシーズンでは防御率11.74とやや安定さに欠ける。堅実なセットアッパーだったジョー・マスグローブもゲリット・コールとの交換要員として失ったことも不安材料の一つだ。

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