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元巨人キャプラー新監督、失態続きで早くもピンチ 米メディア「すべての人が嫌っている」

2018/04/07

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Getty Images



 フィラデルフィア・フィリーズで今季から監督を務める元巨人のゲーブ・キャプラー氏にすでに批判が殺到している。米メディアの『デッドスピン』は6日(日本時間7日)に「6試合ですべての人がゲーブ・キャプラーを嫌っている」と題した記事を掲載。シーズン早々、キャプラー新監督の評判の悪さが書かれている。
 
 キャプラー監督といえば、2005年には読売ジャイアンツでプレー。しかし、目立った活躍は残せずにシーズン途中に退団し、MLBへと戻った。その後は2011年を最後に現役引退し、イスラエル代表のコーチなどを務めた後、2018年からフィリーズの監督に就任した。
 
 しかし、監督の経験が少ないとはいえども、開幕戦で先発のノラを5回1/3、68球、1失点で降板させ、逆転負けを食らうと、開幕3戦目には肩が温まっていない投手を中継ぎ登板させる失態を披露。ファンの信頼は一気に下がってしまった。その後、チームは開幕5戦を1勝4敗と不調。そして、本拠地開幕戦では試合前の監督紹介の場面で早くもファンから大ブーイングを受け、さらに先発投手を6回途中で降板させるためにフィールドに出たときにも再び大ブーイングを受ける事態へとなった。
 
 また、ファンからではなく、選手からの評判もすでに悪いようだ。記事では『ファンラグスポーツ』の記事が引用されているが、ある選手が「僕たちは大丈夫だけど、監督にどいてもらう必要があるよね」と記者に語ったという。
 
 昨季、フィリーズで打率.288、12本塁打、55打点を記録したニック・ウィリアムズ外野手も、ここまででわずか2試合だけのスタメン出場に不満を表明している。チームのスタメンについて、「知らないけど、コンピューターが決めているんだろうね。理解できないけど、僕に何ができるっていうんだ?不平不満は言えないから、たた身を任せるだけだよね」とインタビューで語ったという。
 
 さらに、前職はドジャースに務めていたが、そこでも選手、スタッフからの評判が悪かったなど、良い話が出てこないキャプラー新監督。もちろん、監督の役目は選手やファンに好かれることではなく、チームを勝利へと導くことだが、果たしてフィリーズの今後はどうなるのだろうか。