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母校で銃乱射事件のカブス・リゾがチームに合流「今までで最も辛い出来事だった…」

2018/02/20

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 シカゴ・カブスのアンソニー・リゾ内野手は、米国・フロリダ州パークランドの高校で元生徒の19歳の男が銃を乱射して17人が死亡した事件を受け、遺族や被害者を慰問するためにキャンプ地から離脱していたが、19日(日本時間20日)にチームへ合流したことを米国「CBS・シカゴ」が同日付で報じた。
 
 オールスターに3度選出されるなど、カブスの主力打者として活躍しているリゾは同校のOBで、母校に寄付をするなど社会福祉活動にも熱心なことで知られており、今回の事件に関しても深く追悼の意を表していた。
 
 カブスのジェド・ホイヤーGMも「リゾが人々を元気づける必要がある。彼が望む限り現地に滞在できるようにするよ。アンソニーがどのような人物であるかを考えたら、戻りたくないと言った方が驚くことになるよ。チームとしても彼を全面的にサポートするつもりだ」と話し、リゾの慰問を後押ししていた。
 
 19日に再びチームに合流したリゾは「パークランドは私の育った場所だ。トラブルに遭遇したこともあったけど、成功を掴んだ場所でもある。米国のどこかではなく、非常に近しい存在である同郷の愛する人を失った人たちを助け、サポートすることが私や故郷にとって非常に大事だと感じたんだ」と語り、事件発生後は無力感に悩まされながらも故郷に戻ることを決めていたようだ。
 
 一方で、実際に遺族や被害者と直接会った後には「今までで最も辛い出来事だった」と話しており、悲しみに暮れる同郷の人々を前にリゾ自身も深い悲しみに包まれたようだ。
 
 また、リゾは死亡した17人のうちの1人が恩師であったことも明かし「彼は生徒たちを守るために自発的に銃弾を受けたんだ…。彼は本物のヒーローだよ」と語り、自らの学生時代にも多くの思い出を作った恩師の死を悼んだ。
 
 「私は皆がパークランドで1つとなり、再び歩みだしていることを誇りに思っている」と話し、今後の復興に期待を寄せているリゾ。その助けとなるためにも、今季は故郷の人々に勇気を与えるプレーを期待したいところだ。