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西武・牧田にレンジャーズが熱視線「獲得コスト以上の価値を与えてくれるかもしれない」

2017/12/15

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 埼玉西武ライオンズからポスティングシステムを行使して米球界移籍を目指している牧田和久投手。球界でも非常に珍しい下手投げ右腕に、日本からの逆輸入組や数々の日本人選手が所属してきたテキサス・レンジャーズが獲得に興味を示しているようだ。
 
 地元紙「ダラス・モーニングニューズ」の14日(日本時間15日)付の特集では、救援投手の年俸が急騰していることを問題視し、その解決方法として日本球界出身選手の獲得を提言した。
 
 同紙のエバン・グラント記者は「レンジャーズが価値のある選手を求めているのならば、以前成功した方法を試すのが良いかもしれない。それは、日本球界でプレーしてきた選手を獲得することだ。レンジャーズは既に前日本ハムのクリス・マーティン投手を獲得しているが、33歳のサブマリン・牧田にも熱視線を送っている」と報じた。
 
 レンジャーズは過去にもコルビー・ルイスやトニー・バーネットといった”逆輸入”選手や大塚晶文や上原浩治、ダルビッシュ有などを獲得してきた過去があり、NPB出身選手の実力に一目置いている球団だ。今季オフにも日本ハムからクリス・マーティン投手を獲得するなど、日本球界の選手に度々熱い視線を送り続けている。
 
 そして、同記事では牧田を「ポスティングの移籍金を低く抑えることもできるし、彼の独特な投球は、試合終盤に登板する速球派投手たちとの良い橋渡し役になってくれる可能性が高い」と評し、獲得にコストがあまりかからないこと、リリーフでの起用を予想した。
 
 グラント記者は「彼は獲得にかかるコスト以上の価値を与えてくれるかもしれない。そして、レンジャーズはそのような選手の獲得を目指していかなければならないだろう」ともコメントしており、球界でも珍しい下手投げ右腕の獲得を推奨した。