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「以前対戦した時との違いはない」ダルの元女房役も認めた田中将大の快投

自身のオープン戦2戦目となるブレーブス戦に先発した田中将大。そのピッチングに元ダルの女房役も全快を認めた。

2015/03/20

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怪我の再発を不安視する声も

 マウンド上では怪我の影響を全く感じさせない投球を見せている田中だが、怪我の再発については以前不安視する声が多い。ブレーブスのフレディ・フリーマン監督も「遅かれ早かれ田中はトミー・ジョン手術を必要とするだろう」と語る。
 
 昨年ゴンザレス監督率いるブレーブスは春のキャンプでエース格投手2人を怪我で失っている。そんな過去があるだけに投手の怪我については「つねに頭に入れておく必要がある」としており、田中についても決して楽観視できないのだろう。
 
 ヤンキースのジラルディ監督も以下のように述べている。
 
“I told you, if I’m going to be on the edge of my seat every pitch, it’s going to be a long season,” Yankees manager Joe Girardi said. “That’s the way it’s going to be. He appears to be healthy. He’s throwing the ball well. You just keep running him out there, keep building him up.”
「もし1球ごとに手に汗握ることになれば、長いシーズンになりそうだ」とヤンキースのジョー・ジラルディ監督は言う。「それは実際に起こりうることだ。彼は健康なことを示しているし、良い球を投げている。このまま走り続けて、健康でいてくれればいいね」
 
 ピッチングの結果は認めながらも、怪我への不安はぬぐえない。ジラルディ監督と同様の見方は多い。
 
 シーズン開幕後もどれだけマウンドで結果を出そうとも怪我の再発、そしてトミー・ジョン手術への不安の声は消えない可能性が高いだろう。ヤンキース首脳陣、ニューヨークのファンは今年1年田中の無事を祈りながら過ごすことになりそうだ。
 
出典:Tanaka, Yankees not letting the inevitable ruin strong spring by Ken Davidoff in NEW YORK POST on Mar.19 2015
 
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