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不調、故障が目立つシーズンに…日本人メジャーリーガー8人の1年を振り返る

2017/11/24

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Getty Images

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 今季は8人の日本人選手がメジャーリーグで出場を果たした。しかし、今季は調子が不安定な選手が多く、チームの期待を裏切ることも多かった。また岩隈・上原などは故障にも苦しめられ長期離脱の憂き目に遭った。
 
 また、今季は1996年の野茂英雄氏から毎年続いていた日本人メジャーデビューが途絶えた。マイナーでは中後悠平、加藤豪将がプレーしていたが、いずれもメジャー昇格を果たすことはできなかった。
 
今回は、各選手の1年間を振り返りたい。
 

ポストシーズンで明暗分かれる

 
■田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)
今季成績
30試合 178.1回 13勝12敗 194奪三振 41四球 防御率4.74 Whip1.24
 
 今季は調子が安定せず、好投と炎上を繰り返し続けた田中。地元・ニューヨークメディアやファンからは称賛もバッシングも大量に浴びせられたが、長期離脱をすることもなく今季もヤンキースの先発陣を支え続けた。
 
 レギュラーシーズンでは不安定な投球が目立った一方、ポストシーズンではチームの窮地を救う快投を披露した。来季以降の復活の兆しが見えたことで、シーズンオフにはオプトアウトを行使して契約を破棄する可能性もあったが、ヤンキース残留の道を選んだ。
 
 今季限りで入団から共に戦い続けたジラルディ監督が退任となったが、新監督の下でもしっかりとローテーションを守り切りたい。
 
■ダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ→ロサンゼルス・ドジャース)
今季成績
31試合 186.2回 10勝12敗 209奪三振 58四球 防御率3.86 Whip1.16
 
 トミー・ジョン手術からの復帰後、初めてフルシーズンを戦ったダルビッシュ。200奪三振以上をマークし、3年ぶりの2桁勝利をマークするなど復活した姿を見せた。
 
 また、シーズン途中にはポストシーズンでの活躍を期待されドジャースへトレード移籍。地区シリーズ・リーグ優勝決定シリーズでは好投を見せワールドシリーズ進出に貢献した。
 
 しかし、ワールドシリーズでは第3戦・第7戦に登板も、いずれも2回持たずにKO。29年ぶりの世界一を目指すチームに水を差してしまい、後味の悪いままFAに。なお、FA市場ではカブスからFAとなったジェイク・アリエッタらと共に今季の注目選手となっている。
 
■前田健太(ロサンゼルス・ドジャース)
今季成績
29試合(25先発) 134.1回 13勝6敗 140奪三振 34四球 防御率4.22 Whip1.15
 
 春先は調子が上がらず、シーズン途中にはローテーション落ちも経験した前田。しかし、先発陣に故障者が出たことから、レギュラーシーズンでのリリーフ起用は4試合に留まり、強力打線の援護にも恵まれて2年連続の2桁勝利をマーク。一方で、勝利数や防御率、イニング数は1年目の昨季よりも数字を落としてしまった。
 
 先発陣が充実していたことから、ポストシーズンでは中継ぎ起用となった。慣れないリリーフでの調整を強いられたが、重要な短期決戦の場で9試合に登板して2勝0敗、防御率0.84と獅子奮迅の活躍を見せ、チーム内だけでなくファンやメディアからも称賛の声を集めた。
 
来季は再び先発で勝負する見込みとなっており、左腕の多いドジャースでは貴重となっている先発右腕として存在感を見せたいところだ。

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