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【MLB】田澤の偉業を地元紙が特集 ハイチュウで米国に「雇用を生み出した」

2017/09/26

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Getty Images

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 マイアミ・マーリンズの田澤純一投手。今季でMLBでの8シーズン目となり、13年には世界一を経験、この日までに350試合以上の試合で投げてきた。そんな田澤に野球以外に大きな達成があるという。米国の人々に雇用を生み出したというのだ。マイアミの地元紙の『サン・センチネル』電子版が報じている。
 
 同記事で「アメリカで仕事を作った」と紹介された田澤は、実は米球界に森永製菓「ハイチュウ」のブームを作った“火付け役”として有名なのだ。
 
 レッドソックス時代の2012年にトミー・ジョン手術から復活した田澤は、MLBでの経験が浅いこともありチームのブルペンのガム係に任命された。そこで、ブルペンに持っていくガムに日本では誰もが知っているハイチュウを入れたところ、瞬く間にチームで大ブームになったという。
 
 しかし、当時は米国ではアジア人向けのスーパーなど小さな規模でしか販売していなかったというハイチュウ。田澤はチームメイトの要望に応えきれずに、泣く泣く『森永アメリカ』に自ら連絡を取ると、なんと無料でチームに贈ってくれたのだ。
 
 また、『森永アメリカ』も野球界でのブームに気づき、レッドソックスとツインズ、カブスとスポンサー契約を結ぶと、ハイチュウの売り上げはうなぎのぼり。2015年にはノースカロライナ州に新しい工場をオープンし、従業員は今では90人にのぼるという。
 
 田澤はマーリンズに移籍後もハイチュウを持ち込み、ここでも大ブレイク。レッドソックス時代にチームメイトだったアビーレスは、マーリンズに移籍してロッカールームに置いてある大量のハイチュウを見て、「ああ、田澤がチームにいるんだな」と気付いたとインタビューで語っている。
 
 また、MLBにハイチュウを伝えた田澤の偉業は、米国のハイチュウの公式サイトの「歴史」のページでも「ハイチュウがダグアウトに入る」と紹介されている。
 
 「田澤純一がボストン・レッドソックスに加入し、チームメイトの投手用にガムをいっぱいにする係に任命された。彼はお気に入りのキャンディ –ハイチュウ– を入れると、大人気となり、要望に応えられなくなってしまって、森永に届けてくれるようにお願いした。こちらこそありがとう!」

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