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【MLB】ヤンキースの速球王・チャップマンが再びクローザーへ。ジラルディ監督示唆

2017/09/07

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Getty Images



 6日(日本時間7日)、ニューヨーク・ヤンキースの速球王、アロルディス・チャップマン投手(29)を再びクローザーの座に戻すことを、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が示唆した。
 
 球団公式サイトによると、ジラルディ監督は「私はチャップマンを重要な局面も任せられる投手として信頼してきた。彼はチームに必要で、大事な投手だ」と話しており、大事なシーズン終盤のクローザーを速球王のチャップマンに任せるつもりのようだ。
 
 また、チャップマンは「キャリアの中で長いことクローザーを務めてきたが、その立場にはあまりこだわりはない。チームにとって必要とされるところで投げるだけだ。そして、必要とされるところで投げられる準備はいつでもできている」と話しており、いつでもクローザーの座に戻る心準備はできているようだ。
 
 チャップマンの今季成績は43試合に登板して4勝3敗16セーブ、防御率4.02。今季は5月に離脱するなど、例年に比べてやや安定感を欠く内容となってしまっている。また、8月は8試合に登板して防御率9.00と不調に陥り、守護神の座から外されていた。
 
 代役にはセットアッパーのベタンセスがクローザーに起用されていたが、ベタンセスは5日(日本時間6日)のボルティモア・オリオールズ戦で1点のリードを守り切れず逆転2ランを浴びてサヨナラ負けを喫した。ベタンセスは9月の3登板中2試合で失点を喫しており、調子が下降気味となっている。
 
 一方、同日の8回に登板し1回無失点の好投を見せたチャップマンは11球で三者凡退に抑え、最速102.6マイル(約165.1キロ)、平均でも101.4マイル(約163.2キロ)を記録するなど得意の剛速球で相手をねじ伏せ復活の兆しを見せていた。9月は2試合に登板して無失点と、ベタンセスと対照的に調子を取り戻してきているようだ。
 
 昨季はシーズン途中でカブスにトレードされ、同チームの108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇に貢献したチャップマン。今度は再び所属することになったヤンキースを2012年以来の地区優勝、2009年以来のワールドシリーズ制覇に導きたいところだ。