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【MLB】雷に打たれ失神→復活して完投勝利? 98年前の伝説が話題に

2017/08/25

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 98年前の8月24日(日本時間25日)、クリーブランドでの試合中にありえない珍事が起こった。そして、98年後の米国時間24日にその歴史が掘り起こされ、米国で話題になっている。
 
 『アメリカ野球学会』によると、1919年8月24日にクリーブランドで行われたクリーブランド・インディアンス対フィラデルフィア・アスレチックスの試合で珍事が起こった。その試合ではインディアンスへ移籍してきたばかりのレイ・コールドウェルが好投。8回2/3を1失点に抑え、試合は残り1アウトの場面を迎える。
 
 しかし、その瞬間、雷が球場内に落ちた。落ちた場所はコールドウェルの被っている帽子頭頂部の金属のボタンや、マウンドの近くの土など諸説あるが、マウンド上のコールドウェルは、電流を浴びて失神してしまう。チームメイトはコールドウェルが死んでしまったのではないかと心配したことを試合後に語っている。
  
 失神してしまったコールドウェルであったが、その後起き上がると、投げ抜くことを監督に主張してマウンドへ戻る。そして、最後の打者をゴロに打ち取り、まさかの完投勝利を飾ったのだ。
 
 この話を98年後の24日に米国の1人のユーザーが拡散。一気に話題を呼び、「その日のコールドウェルはシビれる投球をしていた」、「今まで聞いた野球の話で最も面白い」、「もし今の世界でそれが起きたら、彼は60日間の故障者リスト入りだ」などと様々な感想が寄せられている。
 
 ちなみにコールドウェルは試合後に、「誰かが突然板を持って現れて、頭の上を思いきり叩かれてノックアウトされた気分だった」と語ったという。下手したら命を落とす惨事に巻き込まれたコールドウェルだったが、その年インディアンスで6試合に投げ、4完投、5勝1敗、防御率1.71と活躍した。