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【MLB】前田、突然の乱調で5敗目に指揮官「エリートはダメージを最小限に抑えられる」

2017/08/21

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Getty Images



 ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が20日(日本時間21日)に、敵地でのデトロイト・タイガース戦に登板。5回まではパーフェクトピッチングも、6回に5本の長短打を浴び、6回、5安打、4失点、7三振で5敗目(11勝)を喫した。
 
 この日はタイガース一筋のエースバーランダーとの投げ合い。また、タイガースはドジャースに移籍してきたダルビッシュ有投手が7試合に投げ7勝と相性の良い相手だ。前田もタイガース相手に好投が期待された。
 
 初回を3人で抑えると、その後も3者凡退を続け、気づけば5回まで無安打無四球投球。バーランダーも5回まで無安打投球とお互いに緊迫した投げ合いが続いた。ドジャースのロバーツ監督は試合後に記者に対して、最初の5イニングを「効果的にストライクゾーンを攻めていて、質の良い投球をしていた」と評価した。
 
 しかし、6回にグランダーソンが先制弾を放ち、ゲームの均衡を破ると、前田は6回裏に3連打を浴び、2失点。さらに、アップトンに2ランを浴び、4失点を喫した。
 
 ロバーツ監督もこの回の投球には苦言を呈す。「彼はまだ(走者の扱いについては)成長途中。より長くのイニングを投げるためには、ダメージを最小限に抑えることが重要だ。エリート投手たちは、ダメージを最小限に抑える方法を持っている」と語った。
 
 最高の投球から一転、負け投手へなってしまい、自身6連勝がなくなった前田。プレーオフでローテーション入りするためには、ゲームを通して質の良い投球をする必要がある。