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【MLB】マーリンズ・スタントンが自己最多タイの37号。シャーザーのメジャー屈指の超高回転速球を弾き返し話題に

2017/08/09

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 マイアミ・マーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手の打棒が止まらない。
 
 スタントンは7日(日本時間8日)に敵地で行われたワシントン・ナショナルズ戦に2番・右翼手として先発出場し、6回表にナショナルズのエース、マックス・シャーザーから自己最多タイとなる今季第37号となる同点ソロ本塁打を放った。
 
 8回にマーリンズ4番手・ガルシアが1点の勝ち越しを許し、チームは2-3で敗戦となったが、自己最多タイの37本塁打を記録したスタントンが、シャーザーの放った高回転の速球を打ち返したことが話題となっている。
 
 MLB公式サイトでは、ボールの動きを高精度に分析する「スタットキャスト」によって、スタントンが弾き返したシャーザーの1球を分析した特集を掲載。
 
 記事によると、今季、シャーザーの速球の平均回転数は2497と高い数値を記録。防御率はリーグ2位、奪三振はリーグトップと抜群の安定感を誇るシャーザーだが、マーリンズの主砲であるスタントン相手には力が入っていたようで、2658回転・96マイル(約154キロ)の速球を投じる。
 
 しかし、MLB屈指のパワーを持ち合わせるスタントンは、持ち味のコンパクトでスピードあるスイングでシャーザーの渾身の1球を左中間スタンドへ。2658回転の速球が本塁打となったことは2015年の導入以来最多の回転数で、2658回転は今季のシャーザーの全投球で2番目・メジャー全体で見ても7番目と非常に高い回転数だった。
 
 被弾したシャーザーもマウンドで悔しそうな表情を浮かべており、両者真剣勝負であったことが窺えるシーンだった。スタントンはシャーザーに対し、本塁打を放つ前まで通算14打数3安打と苦手にしていただけに、雪辱を果たす一発となった。
 
 今季のスタントンは108試合出場で打率.277(404-112)、37本塁打、80打点、OPS.981とキャリアハイ更新はほぼ確実。本塁打は2位のドジャース・ベリンジャーに5本差でリーグトップ。メジャー全体で見ても、ヤンキース・ジャッジと2本差でトップに君臨しており、2014年以来となる最多本塁打のタイトルも視野に入っている。
 
 3月に行われたWBCでも特大弾を放つなど、規格外のパワーで本塁打を量産するスタントン。今後も、マーリンズの誇る主砲の活躍から目が離せない。