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【MLB】ドジャース、直近50試合で43勝は105年ぶりの快進撃。シーズン最多勝利記録更新も視野

2017/08/06

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 前田健太投手・ダルビッシュ有投手が所属しているロサンゼルス・ドジャースの勢いが止まらない。
 
 強力な投手陣・野手陣を誇るドジャースは、直近50試合で43勝7敗、勝率.860と驚異的なペースで白星を積み重ねている。シーズン成績も78勝32敗で勝率.709と圧倒的で、63勝46敗で地区2位のアリゾナ・ダイヤモンドバックス、64勝47敗で同率2位のコロラド・ロッキーズに14.5ゲームの大差をつけて首位を独走している。
 
 米国ESPNによると50戦43勝という成績は1912年以来105年ぶりとなっており、残り52試合で39勝マークすれば1906年のシカゴ・カブス、2001年のシアトル・マリナーズが持つシーズン116勝の最多記録更新となる。
 
 同記事では「1912年の夏にポロ・グラウンズでニューヨーク・ジャイアンツ(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)の快進撃を見たことがある読者はもうさすがにいないだろう」という切り出しで記事をスタートさせ、歴史的ペースで白星を積み重ねるドジャースを称賛している。
 
 ドジャースは2013年にも50戦で42勝8敗という好成績を残した経験があるが、その当時から在籍しているのはクレイトン・カーショウ、ケンリー・ジャンセン、エイドリアン・ゴンザレス、柳賢振の4名のみ。4年間で新しいチームに生まれ変わったドジャースだが、今季のチームは4年前よりも強力と言っても差し支えないだろう。
 
 打線が直近50試合で96本塁打を放つ好調さを見せており、安定感のある投手陣が仮に崩れてしまった場合でも、打線がカバーすることで白星を積み重ねることができている。ちなみに、直近50試合で前田は9戦6勝(1敗)、ダルビッシュは1戦1勝と日本人投手も戦力として機能し、チームに大きく貢献している。
 
 投打に圧倒的な戦力を誇り、地区優勝はほぼ確実視されているドジャース。現在4季連続で地区優勝を果たしているが、ワールドシリーズ制覇は1988年にまで遡る。戦力が非常に充実している今季こそ、悲願の世界一を掴みたいところだ。