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【MLB】MLB、前半戦終了 日本人選手の前半戦を振り返る

2017/07/11

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■田中将大投手
前半戦:18試合、防御率5.47、7勝8敗、103三振
 
 オープン戦が絶好調で、シーズンも期待されたが、いきなり開幕戦で大炎上。その後は立て直し、5連勝を記録したが、その後は炎上を繰り返し6連敗。デイゲームにめっぽう弱く、6試合に投げ0勝5敗、防御率14.81とある意味驚異的な数字を残している。また、今オフには契約を破棄できる権利を持っているが、この状況では厳しいか。後半戦は勢いが衰えてきたヤンキースを復調させる投球が期待される。
 
■イチロー外野手
前半戦:74試合、打率.220、2本塁打、8打点、0盗塁
 
 代打での出場が続き、調子が上がらずに打率が1割台の日々が続いたが、6月半ばに2割台に乗せると徐々に打率を上げている。また、今季はMLB通算3054安打を放ち、米国外出身のMLB選手の安打数で史上1位に躍り出た。マーリンズのトレード市場での動きによっては後半戦からスタメン出場が増える可能性もある。
 
■田澤純一投手
前半戦:23試合、防御率5.87、1勝1敗
 
 マーリンズ移籍1年目の今季は、スプリングトレーニングでは絶好調。チームをけん引する活躍が期待されたが、開幕戦で1死も奪えずに交代すると、最初の10試合のうち5試合で失点を喫してしまう。さらに5月15日にはアストロズのグリエルに満塁本塁打を打たれノックアウト。田澤はそのまま肋軟骨の炎症でDL入りとなる。6月半ばに復帰後も不安定さは変わらずに苦しいシーズンが続いている。
 
■岩隈久志投手
前半戦:6試合、防御率4.35、0勝2敗、16三振
 
 スプリングトレーニングは絶不調だったが、開幕2戦は勝ちこそ付かなかったものの、安定感のある投球を見せていた。しかし、5月序盤に肩の炎症でDL入りをすると、症状が長引き、復帰時期は最短でも8月半ばとみられている。

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