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【MLB】記録的被本塁打のマー君、今季のボールについて「遠くへ飛ぶ印象」

2017/06/21

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は、今季すでに21本塁打を浴び、リーグ最多タイ、さらに昨季の被本塁打数(22)に残り1と迫るなど記録的に本塁打を献上している。一方で、ドジャースのエースのクレイトン・カーショウ投手も、すでにキャリアで最高の被本塁打数を記録中だ。このような状況下で田中自身もボールの違いを少し感じているようだ。地元紙『ニューヨーク・ポスト』が伝えている。
 
 田中は、「ボールの違いが被本塁打数の増加を招いていると思うか」と聞かれると、「僕は恐らく最も本塁打を打たれている選手なので、言い訳のように聞こえるかもしれないけど、今年のボールは少し遠くへ飛ぶ印象があります」と通訳を介して記者に答えたという。
 
 一方で、田中自身は、ボールに変化は感じることはできていないというが、ヤンキースのラリー・ロスチャイルド投手コーチも同意する。
 
 「数字を見れば、間違いない」とボールの違いについて答える。しかし、田中の問題はそこではないとも指摘する。
 
 「ボールの変化が田中の問題の一部か?恐らく少しはそうだろう。でも、それが主な理由ではない。我々の仕事は彼を試合に戻すことだ」
 
 また、前回登板のアスレチックス戦で4回10三振ながらも、3本塁打を浴び5失点を喫した試合についても言及する。
 
 「とても奇妙な登板だった。良いところなしで4回10三振はできるとは思えない。混乱させられる(三振を奪える)一貫性だ。それが常に彼の強みでもあるが」と田中を評価した。
 
 田中の次回の登板は日本時間24日に本拠地で行われるテキサス・レンジャーズ戦だ。この試合ではダルビッシュ有投手とMLBで初となる投げ合いが予定されている。
 
 本塁打が出やすいヤンキー・スタジアムで、ジョーイ・ギャロ内野手など2桁本塁打を放っている選手が5人いる強力打線を相手に、田中の真価が試されることとなる。