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【MLB】アレナドの劇的サイクル安打! サヨナラ弾での達成は今世紀2度目

2017/06/19

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 コロラド・ロッキーズに所属するノーラン・アレナド三塁手が、18日(日本時間19日)に本拠地で行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でサヨナラ本塁打を放ち、サイクル安打を達成した。今季、MLBでは4人目の記録となり、サヨナラ弾での達成は21世紀では2010年に同じくロッキーズのカルロス・ゴンザレスが達成して以来2度目だという。
 
初回の第1打席に右翼線へ三塁打を放ったアレナドは、4回裏に先頭打者として右前に単打を打つ。そして0-2と2点をリードされた6回裏には走者を一塁に置いた状態で、左中間へ強烈なライナーを放ち、適時二塁打を放ち、サイクル安打まで本塁打を残した状態にする。
 
 7回裏に味方が1点をリードした状態の打席では、2死からど真ん中の球に空振り三振を喫し、サイクル安打の夢は途絶えたかのように見えた。しかし、9回表にロッキーズのセットアッパーのジェイク・マギーが炎上。まさかの3失点で9回裏に攻撃が回ってくる。
 
 しかし、9回の裏にはロッキーズ打線にも火がつき、1死から相手クローザーのメランソンから3連打で1点を返し、アレナドの打席へ。アレナドはメランソンの初球の内角の直球を振り抜き左翼スタンドへ叩き込み、サヨナラ3ラン兼自身初のサイクル安打を決める本塁打を放った。
 
 アレナドは、今年はワールド・ベースボール・クラシックの米国代表の4番に君臨。WBCでは侍ジャパン戦で4三振するなど成績は振るわなかったが、シーズンでは2年連続本塁打王と打点王の力を見せつけ、この日終了時点で打率.299、15本塁打、55打点の成績。今年も二冠王を狙える位置にいる。
 
 アレナドの神懸かった打撃でジャイアンツからサヨナラ勝利を奪い取ったロッキーズ。5連勝として激戦のナ西地区で首位をキープしている。