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【MLB】マー君、“一発病”治らず3被弾5失点で7敗目 今季21被弾はリーグワースト

2017/06/18

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、17日(日本時間18日)に敵地でオークランド・アスレチックス戦に先発登板。4回を投げ、3本塁打を含む8安打、5失点、10三振で今季7敗目を喫した。
 
 アスレチックスは田中にとってキャリアでも3勝1敗、防御率1.29と得意にしている相手だ。今季は5月26日に投げ、7回1/3を投げ5安打、1失点、13三振と好投するも負け投手となっている。
 
 田中は、初回、先頭打者のジョイスに初球の直球を完璧に捉えられ右中間スタンドへ運ばれ失点。まさかの1球で失点をしてしまう。しかし、その後はスプリットで3者連続三振に打ち取ることに成功した。
 
 2回表にヤンキースは連打と犠飛で2点を奪い逆転。田中に援護点を与える。しかし、田中は2回に1死からヒーリーに低めのスプリットをうまく打たれ左中間スタンドへ被弾。すぐに同点に追いつかれてしまう。さらに続くチャップマンにも二塁打を浴びピンチを迎えるが、その後はスライダーで三振3つを奪い、このピンチは脱することに成功する。
 
 3回は三者凡退に抑えることに成功した田中。4回は先頭打者のヒーリーにフルカウントから真ん中近くに入ったスライダーを完璧にとらえられ、2打席連続本塁打を許しこの日3被弾目。さらに安打と三振2つで2死一塁の場面から、ジョイスにシフトを破られる右前安打を放たれ、一三塁とピンチを迎える。
 
 田中は続くロザレスに右前に落ちる適時打を放たれ、さらに続くラウリーをうまく打ち取るも、二塁への適時内野安打となり、この日5失点。続くデービスはスライダーで空振り三振に打ち取ったが、この回に3点を失った。
 
 田中は、5回のマウンドには上がらずにこの日は4回を投げ8安打、3本塁打、5失点、1四球、10三振の成績。ヤンキースもアスレチックス投手陣を打ち崩せずに2-5で敗戦。キャリアでは得意なアスレチックス相手だったが、田中には7敗目が記録された。また、この日の敗戦で自身6連敗としている。
 
 そして、この日の3本塁打で今季の被本塁打数を21にした田中。21という数字はリーグワーストの成績で、早くも昨季の数字(22)に迫っている。“一発病”が治らない田中の苦しいシーズンはまだ続く。