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【MLB】ダル、8回2失点の2勝目で指揮官も絶賛「これがダルビッシュ有」

2017/04/24

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Getty Images



 テキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有投手が、23日(日本時間24日)に本拠地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発登板。2014年6月以来となる8回を投げ、5安打1四球8三振2失点の好投で今季2勝目を飾った。
 
 3回に先制を許すソロ本塁打を被弾すると、続く打者にも被弾し、連続本塁打を浴びたダルビッシュ。しかし、その後はストライク先行の投球を続け、凡打の山を築いた。
 
 レンジャーズのジェフ・バニスター監督も試合後のインタビューでダルビッシュを絶賛した。「ゲームが進んで行くにつれて、ダルビッシュは強くなっているように見えたよ」この日のダルビッシュは4回から8回までの5イニングで打たれた安打はわずか1本のみ。完全に試合を支配していた。
 
 「スライダーは左打者に効果的だったし、チェンジアップも良かった。あるところでは97マイル(約156キロ)の直球を投げていたし、8回の体力がなくなるところで95マイル(約153キロ)以上の直球を投げ込めたのも良い」とダルビッシュの球威の衰えない球を評価した。
 
 「これがダルビッシュ有だ。彼は見た目や投げる様子で私の判断を簡単にしてくれる。彼は誰よりも負けず嫌いだ。今日の彼は良い投球をするというミッションに立ち向かって行った。連続本塁打で少し道から外れかけたが、その後は落ち着いて投球していた」
 
 また、投手コーチのダグ・ブロケイルも、この日のダルビッシュの投球には舌を巻いた。「彼は驚異的だった。疲れているようなサインがどこにも見当たらなかったよ。だから、我々は彼の腕が健康なことがわかるし、彼が100球以上投げることができるのも分かるのさ」
 
 前回は、快投からのまさかの悔しい6回途中降板となったが、この日はしっかり調節してきたダルビッシュ。この投球が続けばサイ・ヤング賞といった大きなタイトルも見えてくるだろう。