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【MLB】シアトル凱旋で大歓声のイチロー 「9番・左翼」で先発も3打数無安打

2017/04/18

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 マイアミ・マーリンズに所属するイチロー外野手が、17日(日本時間18日)古巣シアトルでのシアトル・マリナーズ戦に「9番・左翼」で先発出場。シアトルのファンの大歓声で迎えられた試合だったが、3打数無安打に抑え込まれた。この日を終わり今季の成績は15打数1安打の打率.067と絶不調に陥っている。
 
 イチローにとってこの試合は、ヤンキース時代の2014年6月以来のシアトルへの凱旋試合である。試合前にはイチローの「初安打・シーズン最多安打・3000本安打」を記念するセレモニーが執り行われ、シアトルのファンの大声援の中、グラウンドに敷かれたレッドカーペットを歩んだイチロー。多くの人々の祝福を受けながら試合が始まった。
 
 マリナーズの先発左腕のミランダはイチローとは初の対戦となる。イチローコールがわき上がる中迎えた第1打席は二ゴロ。第2打席は一ゴロに抑えられる。そして、第3打席も二ゴロに打ち取られ、この日は3打数無安打。シーズンの成績も15打数1安打の打率.067と絶不調だ。しかし、第3打席を終えたイチローに対して大きな拍手と歓声が起こった。
 
 一方で、イチローは守備でも観客を盛り上げた。意外にもセーフコ・フィールドでの左翼での出場は自身初だが、3回裏の守備機会では、2死一二塁から、自分の前に転がってきた球を素早く送球。代名詞「レーザービーム」をちらつかせ、二塁走者を本塁へ走らせなかった。さらに、8回裏にはモッターの当たりをジャンプしながら捕球。ファンを盛り上げた。
 
 試合は初回にマリナーズのカノ、クルーズが連続本塁打を放ち3点を先制。マリナーズの先発・ミランダはマーリンズ打線を7回無失点と完璧に抑えた。中盤にも得点を重ねたマリナーズが6-1で勝利。マリナーズは4連勝としている。一方のマーリンズは連勝が3でストップした。