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【MLB】岩隈、初登板で敗戦投手も現地では高評価。球速低下も熟練の投球術で相手打線を翻弄

2017/04/06

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 現地4日、シアトル・マリナーズの岩隈久志投手は、敵地・ミニッツメイド・パークで行われたヒューストン・アストロズ戦に先発し、6回2失点と試合を作ったものの敗戦投手となった。
 
 マリナーズは敗戦となったが、MLB公式サイトは、球速に頼らない熟練の投球術を見せている岩隈について特集を組んでいる。
 
記事では、110キロ近くのカーブ、130キロ台のカッター、140キロ前後の直球という、MLBでは非常に遅い球速で強力アストロズ打線を被安打4、被本塁打2、2失点に抑えたことを高く評価している。
 
マリナーズのスコット・サーバイス監督は、以下のようにコメントを残している。
 
「今晩、岩隈の投球を見るのは非常に面白かった。(左打者の)逆方向に2本の本塁打を浴びたことは明らかだが、岩隈は良いボールを投げていたと思うよ。彼は非常に優秀な投手で、私たちが最も求めている選手だよ」
 
アストロズの本拠地であるミニッツメイド・パークは左翼が浅く、右打者に本塁打が出やすい球場として知られている。岩隈の被弾は左打者のマッキャン、ゴンザレスが逆方向に放ったものであり、球場の有利な部分を活かしたものであった。
 
 また、同記事では「岩隈は剛速球投手になったことはないが、ここ数年は以前より球速が低下しても打者を抑える方法を身につけている」と評し、昨季の岩隈の平均球速は約142キロ、ツーシームの平均球速は約141キロと、MLBの右腕では下から5番以内に入ると紹介している。
 
防御率2.66を記録した2013年には、平均球速が約144キロだったこともあり、球速低下が顕著だということを指摘しているが、その不安をよそに好投を続ける岩隈を評価している。
 
サーバイス監督も球速低下を認めた上で、岩隈に信頼を寄せるコメントを残している。
 
「球速は確かに下がっている。彼が投げる速球は87~88マイル(約140キロ~141キロ)だ。しかし、彼は今晩のように、相手打線の不意をついて、良い投球を見せてくれる」
 
 安定した投球内容が高い評価を得ている岩隈。次回登板では打線の援護を受け、今季初勝利を手にすることは出来るだろうか。

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