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期待膨らむダルビッシュ、大本命レンジャーズを牽引へ。対抗アストロズは青木ら補強で破壊力アップ【MLB展望:ア・リーグ西地区】

2017/04/01

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投手陣に不安残すエンゼルスとアスレチックスは苦しいシーズンに

昨季は主力の故障に泣かされたエンゼルス。主力投手として期待されたギャレット・リチャーズ、アンドリュー・ヒーニーの復活がチーム浮上に必須となる。昨季は先発陣がネックとなっただけに、彼らの復活が期される。
 
また、ブルペン陣も軸になりそうな投手がキャム・ベドローシアンといった程度であり、総じて成績の改善が必要となる。
 
野手陣には守備の名手であるアンドレルトン・シモンズ、5ツールプレーヤーのマイク・トラウト、通算591本塁打のアルバート・プホルスが控えるなど、攻守に中心選手が集う。
新加入のキャメロン・メイビン、ベン・リビアらと共に新しい強力打線を構築したいところだ。
 
 しかし、野手陣にタレントが揃っていても、投手陣が改善されないことには、強豪が揃う西地区で昨季より順位を上げることは難しいだろう。

  
 2年連続90敗以上と低迷が続くアスレチックス。しかし、先発陣が不安定で今年も厳しい戦いを強いられることになりそうだ。
 
野手陣はラジェイ・デービス、トレバー・プルーフといったベテランを補強。主力だったバレンシアの穴を埋めるような活躍が期待される。また、現有戦力のライオン・ヒーリー、マット・ジョイスらが今年も安定した数字を残せるかにも期待がかかる。
 
 昨季、10勝以上の投手がケンドール・グレイブマンのみだったが、先発投手の補強はなし。昨季5勝に終わったソニー・グレイの復活が待たれる。また、3番手以降の投手に不安が残る。ブルペンにはサンティアゴ・カシーヤ、ライアン・マドソンを筆頭に、ある程度計算の立つ投手が控えているだけに、先発が試合を作れれば勝ち試合をしっかりとモノにすることは出来るだろう。
 
 ブルペン陣、打線はある程度戦力が揃うだけに、先発陣の活躍が勝利数にそのまま直結することになりそうだ。

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