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【MLB】ヤンキース、コロンビア代表のエースに興味?移籍実現なら田中と左右エース構築へ

2017/03/28

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Getty Images



 ニューヨーク・ヤンキースが、シカゴ・ホワイトソックスのホセ・キンターナ投手の獲得に興味を示しているようだ。米サイト『ファンラグ・スポーツ』では、27日付でキンターナの獲得を提言する特集を組んでいる。
 
 キンターナは昨季13勝を挙げ、オールスターにも初選出。また、4年連続で200イニング以上を稼ぐなど、同僚であった剛腕クリス・セール投手の陰に隠れながらローテーションを支え続けた。先日行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のコロンビア代表にも選出されており、優勝した米国相手に6回途中まで被安打1と強力打線に一歩も引けを取らない好投を見せた。
 
 年々成績を向上させており、勝利数を伸ばせばサイ・ヤング賞獲得も見えてくる大型左腕だ。
 
 現在、ヤンキースの先発左腕は高齢のC.C.サバシア投手のみとなっており、若手有望株のジョーダン・モンゴメリー投手以外は全員右腕と、チーム全体を見渡しても左腕不足が顕著だ。また、ヤンキース先発陣で200イニング超えを期待できるのはエースの田中将大投手1人という状況であり、計算の立つイニングイーターの補強は急務となっている。そして、これらの条件を満たしているキンターナがトレードでの獲得候補に挙げられた。
 
 昨季、ヤンキースは主力を放出して多くの若手有望株を獲得した。しかし、有望株たちの活躍は未知数で、計算できる選手が少なくなっている。
 
 そのため、記事では「ここから先の4年で、どれほどの有望株たちがキンターナ以上の成績を残せると思う?」 とキンターナを高く評価している。キンターナは22歳になったシーズンでメジャーデビューを果たしており、現在28歳という若さながらMLBで既に実働5年の経験を有している。
 
 2013年には17試合連続で勝敗が付かないという珍しい記録を残すなど、勝ち星から遠ざかることの多いキンターナだが、若手時代から着実に実績を積み上げており、今後の飛躍も期待できる。
 
 コロンビアのエース左腕がヤンキースに加入すれば、田中と2人で左右のWエースとなることは間違いない。