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【MLB】敬遠省略より時間短縮?ヤ軍ジラルディ監督がヘッドフォンを使った新ルール提案

2017/02/23

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 MLBが試合時間の短縮策として、今季から敬遠がベンチからのサインのみで可能となる新ルールに合意したと先日発表があったが、ニューヨーク・ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は違う意見を持っているようだ。米紙『USAトゥデイ』が22日付で報じた。
 
 ジラルディ監督は、アメリカン・フットボールのようにすべきであると主張する。「私はNFLのようにヘッドフォンを通してコミュニケーションをすることを提案したい。そうすれば試合時間の短縮に繋がると思うよ」
 
 NFLでは、オフェンスとディフェンスに各1人の選手ヘルメットの中に埋め込まれたスピーカーによって、試合中にベンチからの指示を受け取ることができる。ジラルディ監督も、このようにすれば投球ごとに打席を外してサインを確認する時間をなくなり、時間短縮に繋がると考えているようだ。
 
「サインは時間がかかる。5人がサインを送り、その中にダミーのサインが混ざっていることもあった。でも、今ならヘッドフォンを通してコミュニケーションもできるよ」
 
 実際に、約2.6試合に1回の割合でしか起こらない敬遠と違い、各試合でサインを確認する時間というのは何十回も起こることだ。しかし、技術的な問題をどのようにするのかの疑問も残る。NFLではリーグが強制的にスピーカーのオンオフを切り替えている。また、NFLと違って162試合もあるのでコスト的な問題も出てくるだろう。
 
 しかし、ジラルディ監督の考える新ルールは間違いなく試合時間の短縮に繋がる。将来的に、本格的にこの件がMLBで議論される日も近いかもしれない。