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上原加入のカブス、豪華先発陣は今季も健在。野手も伸び盛りの若手多く、連覇へ視界良好【MLBチーム分析・キャンプ編】

2017/02/17

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 昨季、108年ぶりにワールドシリーズを制覇したシカゴ・カブス。同シリーズではクリーブランド・インディアンスに1勝3敗と追い込まれたが、3連勝で逆転制覇を果たした。今季も世界一に向け、充実した戦力でシーズンを迎える。
 
 注目は強力先発陣だ。ジェイソン・ハメル投手はカンザスシティ・ロイヤルズに移籍したが、ジョン・レスター投手を始め、ジェイク・アリエタ投手、カイル・ヘンドリックス投手は15勝以上をマークした。また、ジョン・ラッキー投手も11勝を上げている。この4人が健在であるため、今季もメジャー屈指のローテーションを構築することになりそうだ。
 
 ブルペン陣は、守護神であるアロルディス・チャップマン投手が退団したが、代わりにカンザスシティ・ロイヤルズからウェイド・デービス投手、ボストン・レッドソックスから上原浩治投手を獲得。デービスは2015年ワールドシリーズ制覇時のセットアッパーで、上原は2013年のワールドシリーズ制覇時のクローザーであり、経験豊富で実力もある中継ぎ投手の補強に成功した。退団したチャップマンの穴を埋めることが出来るか、注目が集まる。
 
 野手陣も、センターのレギュラーであったデクスター・ファウラー外野手の退団以外は昨季とあまり変わらないようだ。クリス・ブライアント内野手、アンソニー・リゾ内野手といった若き主軸を中心に、ベン・ゾブリスト内野手、ウイルソン・コントレラス捕手や、若手有望株のカイル・シュワーバー外野手などがスタメンに名を連ねることが予想される。
 
 招待選手枠には、昨季もカブス傘下のマイナーチームに所属していた川崎宗則内野手が参加している。人気が非常に高いだけに、選手層の厚いカブスでメジャー昇格を果たしたいところだ。また、名将と称されるジョー・マドン監督がこれらの選手を、どのようにマネジメントするかも注目される。

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