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「川﨑のいないメジャーリーグのシーズンは太陽の光のない夏のようなもの」川﨑の復帰を米メディアも歓迎

川﨑がマイナー契約でブルージェイズに残留することが決まった。そのキャラクターゆえにメディアからも大きく歓迎を受けている川﨑、今年はレギュラー獲得のチャンスもありそうだ。

2015/01/20

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川﨑の復帰を熱烈に歓迎

 今月16日、トロント・ブルージェイズからFAになっていた川﨑宗則が同球団とマイナー契約を結んだことが複数の米メディアから発表された。2月のメジャーキャンプへの招待が付随した契約になっており、川﨑はそこでメジャー昇格に向けてアピールしていくことになる。

 川﨑の再契約において特に印象的なのはメディアの歓迎ぶりだ。日本メディアや地元紙のトロントスター以外にも複数のメディアがその再契約を取り上げており、MLB情報サイト『Cut4』では以下のように熱烈に川﨑の復帰を歓迎している。

If you’re anything like us, you wept for days in October when Munenori Kawasaki became a free agent. The thought of an MLB season without Kawasaki was as bleak as the thought of a summer without sunlight. We couldn’t bear to go on.
But rejoice, good friends — Kawasaki returns!
もし君たちが我々と同じなら、川﨑宗則がフリーエージェントになった10月の日々には涙を流しただろう。川﨑のいないメジャーリーグのシーズンは太陽の光のない夏のようなものだ。そんなことになるのは耐えられない。しかし喜べ、友人たちよ――川﨑が帰ってくる!

 いかに彼らが川﨑を愛しているかが伝わってくる一文だ。
 そもそも日本での実績こそあれど、MLBで通算239試合しか出ていない内野手のマイナー契約がこれだけ大きく取り上げられるのはアメリカでもあまり例がない。これも川﨑の天真爛漫なキャラクターや奇抜なパフォーマンスがアメリカでファン、そしてメディアの心をつかんでいるからのものだろう。

 もちろん川﨑はそのキャラクターだけで契約を勝ち得たのではない。
 グラウンドでの川﨑に期待されるのはセカンドのレギュラー候補、ショートのバックアップになるだろう。15年のブルージェイズはサード、ショートにはそれぞれアスレチックスからトレードで来たドナルドソン、俊足好打のホゼ・レイエスとオールスター級の選手が並んでいるものの、セカンドのレギュラーは確定していない。

 このポジションに限れば川﨑のレギュラー獲得のチャンスも十分残されている。

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