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【MLB】岩隈はWBC不参加が濃厚? 2017年は勝負の年、前大会は不参加でキャリアハイの成績

WBCが近付いているが、岩隈久志は前回に引き続き不参加となりそうだ。しかし、彼はWBCを見送りシーズンに照準を絞った2013年にはキャリアハイの成績を残しており、その再現が期待できるならむしろ朗報だ。

2017/01/04

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前大会も公式戦優先で欠場

 3月に開催される第4回WBCへは、従来とは異なり続々とメジャーリーガーが出場を表明している。米国などは、このまま辞退者が出ぬなら、ちょっとしたドリームチームだ。一方、2大会ぶり3度目の優勝を目指す侍ジャパンは、現時点で参加が決定しているメジャーリーガーは、アストロズ移籍が決まった青木宣親ただ1人だ。

 米スポーツサイト『FANSIDED』では、マリナーズの岩隈久志も参加を見合わせる可能性が高いだろうと報じている。

Team Japan is still trying to figure out who is going to pitch for them in the World Baseball Classic this March. At the moment Japan is missing the Mariners, Hisashi Iwakuma. Will it remain that way Before lineups must be set?
侍ジャパンは、3月のWBCで(主力として)投げてくれる(メジャーリーガーの)投手をまだ固めきれていない。現時点では、マリナーズの岩隈久志は参加しそうもない。ほぼ編成が終了するまでこの状態は続くのだろうか。

 記事では、岩隈は2大会連続でWBCを欠場することが濃厚としている。まだ公式な発表はないが、前回の顛末をその根拠として挙げている。

 岩隈は2013年の前回大会前に、マリナーズと2年1400万ドルで契約を延長している。その時は全ての日本人メジャーリーガーが参加を見合わせており岩隈もその1人であったが、契約延長がその決断に大きな影響を与えたことは間違いないだろう。公式戦に万全の状態で臨むことを優先するのは、ごく自然なことだからだ。

 2009年大会制覇の主要メンバーだった岩隈の不参加は、すでにレンジャーズで鮮烈なメジャーデビューを果たしていたダルビッシュ有(彼も2009年大会の主戦力だった)の欠場同様に、大会3連覇を目指す侍ジャパンにとって痛手だった。
 しかし、結果的には岩隈にとってレギュラーシーズン重視の判断は奏功した。この年、14勝&防御率2.66でキャリアイヤーとなる成績を残したのだ。

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