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【MLB】田中将大は放出候補の一番手? 米メディア「トレードすれば、見返りはチャップマン以上」

メジャーへ移籍して初めて1年を通してプレーし、健康状態さえ万全ならエース級の成績を残せることを証明した田中将大。しかし来オフ、オプトアウトの条項を持つだけにメディアは条件次第での放出を示唆。実行されれば見返りは、昨オフのチャップマン以上になると見られている。

2016/12/21

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トレードすれば、有望株を獲得できる?

 チャップマンのトレードでヤンキースは、MLB公式の有望株ランキングで28位、将来の正遊撃手候補と目されるグレイバー・トーレス内野手を含む3人の有望株とスウィングマンのアダム・ウォーレンを獲得した。
 
 田中の場合は、このトレードや昨年先発投手のトレードでは最高の見返りをもたらしたリッチ・ヒル、ドリュー・ポメランツのトレードより、一昨年のデビッド・プライスのトレードに近いレベルの潤沢な見返りが得られると記事では予想している。
 
 2015年の夏にFAまであと半年のプライスを放出したデトロイト・タイガースは、トロント・ブルージェイズからダニエル・ノリス、マット・ボイドという2人のローテーション候補を含む複数の有望株投手を獲得した。ノリスとボイドは今季合わせて31試合に先発、来年以降タイガースのローテの中枢を担うことが期待されている。20位以内にランクされるようなスターターはいずれも将来先発1,2番手に伸びることが予想される超有望株ばかり。トレード内容がどうなるかはまだわからないが、田中放出で得られる見返りが非常に大きいのは間違いない。
 
 先述のトーレスやクリント・フレイジャー外野手ら昨夏のトレードで将来の中枢となりうる若手選手を得たヤンキース。現地では18年オフにFAとなるブライス・ハーパーの獲得も既定路線と見られており、ヤンキースが本格的に勝負に出るのは18、19年ごろと見られている。新生悪の帝国の将来図に田中は含まれているのか、ヤンキース首脳陣の夏の決断に注目が集まる。
 
出典:Looking Ahead to the Next Potential Yankees Fire Sale by Evan Halpine-Berger in FANSIDED on Dec.17 2016

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