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【MLB】田中やダルビッシュ以来の大物・大谷翔平。米メディア「ポスティングなら、ヤ軍は迷わず投手一本で獲得すべき」

今季、投打でチームに貢献し、日本ハムを日本一へ導いた大谷翔平。その活躍は米国でも注目され、投手としては田中、ダルビッシュ以来の大物という評価を得ている。

2016/11/16

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MLB移籍後は投手一本か?

 このように、大谷は日本を代表し、MLB界でもエース格の田中、ダルビッシュ両投手に匹敵する逸材であると報じており、MLB移籍は未確定ながら、高い評価を下している。
 当然、大谷が移籍となれば、ヤンキース以外の球団も獲得に乗り出すと見られており、争奪戦は必至となるだろう。

 興味深いのは、打者・大谷の能力を認めつつも、投手一本で起用する可能性が高いと言及している点にある。

“Otani is also a very good hitter, hitting 22 home runs this past season. The ability to hit may draw him to an NL club, but it is overwhelmingly likely that he would be asked to give up the bat in order to focus on pitching in MLB.”
大谷は良い打者でもあり、今シーズン22本塁打を記録した。彼の打撃能力は、ナショナルリーグのチームを引き付けることだろう。しかし、投球に集中させるために、打撃を断念するよう彼に要求することは当然、起こりうるだろう。

 ヤンキースの属するアリーグは指名打者制を導入しており、投手が打席に立つ場面は非常に限られたものとなる上に、指名打者には打撃専門の強打者が入ることが多い。
 ナリーグでは指名打者制がないため、登板時に打席に立つ機会があるが、今シーズンのような起用は不可能となる。

 MLBでの中4日のローテーション、移動距離、試合数の多さを考えると投手としての登板のみでも疲労が溜まることは明らかである。野手出場の際、プレー中にケガをする可能性もあるため、投手としての働きを期待する球団としては、野手出場を認めたくないというのが本音である。

 また、近年、日本からMLBに挑戦した野手が期待外れであったことが多くあり、日本人野手の評価が低迷していることも一因である。

 入団前からMLB志向が強かった大谷。
 現地での評価も高まってきているが、今後移籍が予想されているMLBでも二刀流を続け、投打の柱として活躍することは出来るのだろうか。

<出典>
Should the Yankees pursue Shohei Otani if he is posted? By by Tanya Bondurant in pinstripealley.com on Nov.11

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