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【MLB】マーリンズ、エース「16番」を永久欠番。過去、3000本安打達成の現役スター選手も不慮の事故死

ボートの転覆事故で急死したマーリンズのエース、ホセ・フェルナンデスの背番号16が永久欠番となった。

2016/09/28

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マーリンズでは3人目

 もう一人忘れてはならないのがヤンキースのサーマン・マンソン。79年8月に自ら操縦する自家用セスナが墜落し、32歳の全盛時にこの世を去った。シーズン中のオフを利用し、オハイオ州の自宅に帰宅する最中だった。

 ヤンキース一筋の強打の捕手で、ルー・ゲーリッグ以来のキャプテンとして低迷期のチームをまとめて再建した。77、78年にはワールドシリーズ連覇を達成。激しい気性で知られ、「ケンカ屋」の異名を取ったビリー・マーチン監督とやりあうシーンさえあった。

 生涯成績は1423試合で1558安打、打率.292、113本塁打、701打点。そのままキャリアを踏めば、将来の殿堂入りが有力視されていた。

 2人の死後、その背番号はすぐに永久欠番と制定された。

 マーリンズのジェフリー・ロリア・オーナーも、フェルナンデスの死から一夜明けた26日、背番号16を永久欠番とすることを明言した。「もう誰も16番を着ることは2度とない。これだけは言える」と地元メディアに語った。

 93年に創設された新興球団のマーリンズは、永久欠番は30球団共通のジャッキー・ロビンソンの「42」と、「5」だけ。その「5」も初代球団社長のカール・バーガーが、ジョー・ディマジオの大ファンだったために欠番となったもの。バーガー社長は球団創設に尽力したものの、新球団の開幕を4カ月後に控えた92年12月のオーナー会議の最中に大動脈瘤破裂で急死した。「16」は選手出身では球団初の永久欠番となる。

 死後から40年以上が経っても、オールドファンに語り継がれる2人のレジェンド。その系譜に、残念ながらフェルナンデスも加わることになる。

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