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【MLB】イチロー、3000本安打は通過点にすぎず。「毎日先頭打者でプレーできれば、今でも200本打てる」

3000本安打を目前にするイチローだが、彼にとってその数字は通過点でしかないという。衰え知らずのレジェンドは今でも「200本打てる」と体の状態への自信を見せる。

2016/08/03

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4番目の外野手としてプレッシャーはある

 3000本安打にあと2本と迫るイチロー。日本だけでなくアメリカのメディアでもマイルストーンを目前とするイチローの打席は大きな注目を集めている。大記録を目前とした天才はその記録、そして現在の自身をどのように捉えているのだろうか。イチローへのロングインタビューを行った『ESPN』のマーリー・リベラ記者は「今後もさらにヒットは期待できる」と報じている。

 はじめに「MLB3000本安打達成は意味のあるものか、ただの数字にすぎないものか」と問われたイチローは以下のように答えている。

I talked about when I hit 4,256. If you’re at the end of your career and you are limping toward that number, the goal is just to get to it. But for me, when you are part of a team, you’re out there just playing baseball and you [just happen to] get to that number. I am not limping to that number. I am playing the game, and I happen to get to that number because that’s where I am.
「日米通算4256本安打達成時にも言ったように、それが野球生活の最後に、ぎりぎりで目指している安打数であるなら、そこにたどり着くこと自体が目標になるが、僕の場合は、チームの一員として野球をしているうちに、自然に通過する数字にすぎません。いつもプレーし、そこにいるから、そこにある数字にもたどり着く、ということだけ」

 メジャー最年長野手のイチローは、今季ここまで90試合に出場しており、バッティングは好調、肩や脚といった身体能力面でも衰えは見受けられない。自身の目標を「50歳まで現役」と語るイチローにとっては、メジャー史上30人目となる偉大なマイルストーンもレジェンドにとっては通過点でしかないのだろう。

 イチロー自身が3000という数字を通過点と見ている一方で、日米メディアは連日その一挙手一投足に大きく注目している。「メディアが騒ぐ中での記録到達をプレッシャーに感じるか」という質問に対しては、「今は成績を出せないとプレーさせてもらえない」と、4番目の外野手として結果が出なければプレー機会すら得られない今の状況のほうがプレッシャーになっているとし、メディアからの影響は特に受けていないという。

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