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【MLB】田中将大の登板間隔をあけ、早めの強力ブルペン投入がヤンキース『勝利の方程式』

球宴後最初のシリーズとなる対レッドソックス3連戦でまず2連敗を喫したヤンキースは、最終戦で一矢を報いた。先発田中将大が6回1失点の好投を見せ、自慢の強力ブルペントリオが残り3回を封じた。この勝利を『ニューヨーク・タイムズ』は、「十分に休養を取らせた田中と早目の強力救援陣の投入こそ、ヤンキースの勝利の方程式」と評している。

2016/07/19

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早めの交代を決断した理由

 また、この日のヤンキースの勝利にはもうひとつポイントがあった。休養十分での登板でかつ好投を続けていながら、ジョー・ジラルディ監督は田中を6回わずか87球で降板させたことだ。そして、7回以降はダリン・ベタンセス、アンドリュー・ミラー、アロルディス・チャップマンがぴしゃりと抑えた。これにより、救援陣の連続無失点は19回まで伸びた。この3人中、DVによる出場停止処分で出遅れたチャップマン以外の2人はともにオールスターにも選出されている。

 田中もこの早い降板には驚いたようだが、監督の判断は理解できるものだったと語ったという。

 ジラルディの田中に関するコメントも紹介されている。

“I thought he gave us everything he had. I just said, you know, it’s an important game. We have those big three guys down there for a reason, so I’m going to go to them.”
「彼は持てる全てを発揮してくれたと思う。でも、(球宴明けは連敗スタートだっただけに)これはとても大事なゲームだからと(田中に)言ったんだ。強力な3人が後に控えているというのが(早目の交代の)理由だ。これからもそうするつもりだ」

出典:”Yankees answer the call behind a well-rested Masahiro Tanaka” @ The New York Times by Seth Berkman in Jul 17th 2016

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