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【MLB】田中将大の登板間隔をあけ、早めの強力ブルペン投入がヤンキース『勝利の方程式』

球宴後最初のシリーズとなる対レッドソックス3連戦でまず2連敗を喫したヤンキースは、最終戦で一矢を報いた。先発田中将大が6回1失点の好投を見せ、自慢の強力ブルペントリオが残り3回を封じた。この勝利を『ニューヨーク・タイムズ』は、「十分に休養を取らせた田中と早目の強力救援陣の投入こそ、ヤンキースの勝利の方程式」と評している。

2016/07/19

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中5日以上で好成績、やはり証明

 田中将大は、現地7月17日の地元でのレッドソックス戦に中6日で登板した。6回を被安打3で、初回にダスティン・ペドロイアに献上したソロ本塁打による1失点のみに抑えた。奪三振はイニング数を上回る7個だった。

 ここのところ、田中の投球に関する米国メディアの関心は、登板間隔によりその投球内容に明確な差が出ていることに集中している。球宴前の最終登板となった7月10日のインディアンス戦では、今季最短の4回2/3で被安打10の7失点と炎上した。この登板は、中4日だった。

Throughout his major league career, Tanaka has pitched noticeably better with more than four days of rest between starts, which is customary in Japan, where he spent seven years before joining the Yankees in 2014.
田中はメジャーでのキャリアを通じ、中5日以上のインターバルで投げた場合は明確に良い結果が出ている。2014年にヤンキースに入団するまでに7年を過ごした日本のプロ野球では中5日以上が一般的だ。

 記事では、登板間隔ごとの田中のこれまでの通算成績を紹介している。今回の登板で中6日以上では8勝1敗となり、中5日では17勝7敗。しかし中4日では7勝6敗に留まっている。

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