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【MLB】ダルビッシュ、復帰初戦白星。今後、投球回数にリミット設けずも完全復活は来季へ

レンジャーズのダルビッシュ有が、復帰初戦を白星で飾った。

2016/05/30

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Getty Images

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今後は同僚のペレスと同じ過程に?

 今後については、チームメイトのペレスが参考になりそうだ。ペレスは2014年5月にトミー・ジョン手術を受け、昨年7月に復帰した。執刀医は異なり、個人差もあるとはいえ、手術から復帰まで1年2カ月のスパンは、ダルビッシュと共通している。

 昨シーズンのペレスは14試合に先発し、8月下旬に中8日、9月半ばに中6日の登板があった他は、中4~5日で投げ続けた。最初の3登板は防御率10.50だったが、その後の11登板は防御率3.38。地区シリーズではルイスを抑えて第3戦に起用された。投球数は、復帰戦が86球、次が94球で、5登板目にはシーズン最多の102球を投げた。

 同じように、ダルビッシュの登板間隔が少し延びることもあるだろう。肩を痛めているA.J.グリフィンが戻ってくれば、一時的に6人でローテーションを回すことも考えられる。5月半ばにマイナー契約を交わしたカイル・ローシュの処遇にも注目したい。6月1日までにメジャーへ昇格できなかった場合、ローシュは自ら契約を破棄してFAになれる。レンジャーズは5月中に昇格させ、ロング・リリーフ&スポット先発として起用し、ダルビッシュら先発投手陣に故障者が出た際の保険にするかもしれない。

 レンジャーズの先発投手陣では、ペレスだけでなく、ルイスとグリフィンもトミー・ジョン手術の経験者だ。投手コーチのダグ・ブロケイルは、リリーバーだった選手時代にトミー・ジョン手術を2度受けている。彼らの経験は、ダルビッシュにとってプラスに働くだろう。

 ダルビッシュがトミー・ジョン手術を完全に過去のものにできるのは、今シーズンを無事に投げ終え、オフも故障なく過ごしてからだ(来春のWBC出場は見送ると思われる)。そこまでいけば、2017年は復帰後のフルシーズン1年目ながら、フェルナンデスのようなイニング制限はもう必要あるまい。

 予定どおりなら、次の登板は6月3日。ダルビッシュは中5日でマウンドに立ち、マリナーズを相手に投げる。

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