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【MLB】前田ら序盤戦から目立つ投手の本塁打。06年以来シーズン投手総本塁打数30本を越えるか?

メジャーリーグの序盤は、投手の本塁打が相次いだ。ここ数年の1シーズン投手総本塁打数を調べると、06年の32本が最高だ。

2016/05/16

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今季、投手で134メートル弾も

 投手とは思えない飛距離の本塁打もあった。ESPNのデータによれば、前田とコローンの本塁打は360フィート(109.7メートル)未満ながら、カブスのジェイク・アリエタが4月10日に放った本塁打は442フィート(134.7メートル)だった。昨シーズンのナリーグで本塁打王のタイトルを分け合ったブライス・ハーパー(ナショナルズ)とノーラン・アレナド(ロッキーズ)の計84本のなかに、このアリエタの一打より飛距離の長かった本塁打は4本しかない。

 また、初本塁打までに226打数(247打席)を要したコローンのみならず、どの投手でも打席に立てば、本塁打を打つ可能性は皆無ではないとも言える。過去に本塁打を記録した3人の日本人投手、野茂英雄(4本)、吉井理人、石井一久のうち、吉井の本塁打は日本時代を含めてもこの1本きりだ。

 前田の本塁打が日本人投手4人目だったように、投手に本塁打を打たれた日本投手も、前田が初めてではない。吉井は5本、石井は3本、野茂は2本で、大家友和、川上憲伸、黒田博樹も1本ずつ。野茂はメジャー最初の被本塁打が投手だった。

 同じ投手に2本塁打を打たれた日本人投手は前田以外にいないが、オーウィングスに2本を許したバディ・カーライルはその前後に来日している。2001~02年に阪神タイガース、2010年は北海道日本ハムファイターズで投げた。

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