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【MLB】日米通算100勝の前田。ピンチにも動じない技術と根性に、指揮官「全ての面で予想をはるかに上回る」

ドジャースの前田は、6回1/3を無失点に抑える好投で自身3勝目。打者を抑え込む技術とピンチで動じない根性を見せたと、地元メディアも前田を称賛。勝負の夏場に向け、新人右腕への期待は大きくなるばかりだ。

2016/04/25

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日米通算100勝目

 現地23日、ドジャースの前田健太は敵地クアーズ・フィールドでのコロラド・ロッキーズ戦に先発登板。6回1/3を被安打3、8奪三振、1四球、無失点に抑える完璧なピッチングで自身3勝目、日米通算100勝目をあげた。地元紙『Los Angeles Times』は、「前田健太がロッキーズを惑わし、ドジャースが4-1で勝利」と好投を続ける日本人右腕を報じている。

The first 16 outs Kenta Maeda recorded in a 4-1 victory demonstrated his craftsmanship, his ability to flummox his opponents, navigating the Colorado Rockies lineup without yielding a hit.
前田が4-1の勝利の中で記録した初めの16アウトにおいて彼は、敵を惑わせる技を見せ、ロッキーズ打線を1安打も許すことなく抑え込んだ。

 前田のメジャー4登板目の舞台は、クアーズ・フィールド。標高1600mの高さに位置し、気圧の関係で打球が飛びやすく、また変化球が曲がるにくくなることから、MLB屈指の打者天国として知られている。日本ではありえない特殊な環境でのピッチングにあたりチームは前田にクアーズ・フィールドでの投球は、「(スプリングトレーニングの舞台だった)カクタスリーグの環境と近いものがある」とアドバイスを与えた。

 前田もそのアドバイスに合わせ、投球のアプローチを微調整して臨んだという。チェンジアップに頼る割合を増やし、ロバーツ監督が「最高のコマンド(狙った場所に投げる能力)」と評価する速球を有効に活用することで、強打のロッキーズ打線を手玉に取った。

 微調整が見事にハマり、6回1死までロッキーズ打線をノーヒットに封じ込める完璧なピッチングを見せた前田。一時は、1996年9月17日の野茂英雄以来、2人目となるクアーズ・フィールドでのノーヒットノーラン達成かとファンの期待も高まったが、6回1死から9番D.J.ラメイヒューにセンター前ヒットを打たれ、大記録への夢は途絶えた。

 すでに開場から20年以上が経っているが、クアーズでノーヒットノーランを達成したのは、野茂1人。それだけに野茂のノーヒットノーランは今でもMLB史上に残る偉業の一つとして語られることが多い。

 試合後、地元紙のインタビュアーに野茂のノーヒットノーランについて尋ねられた前田は、「当時は野球をやっていなかったので。その頃はサッカーをしていました」と答え、当時のことは覚えていないと語った。

The next two outs showed his mettle, a quality the Dodgers could only guess at when the team signed him to an eight-year contract this winter. The combination of the two qualities, the skill and the poise, will only heighten expectations for Maeda as the summer approaches. Thus far he has answered every challenge and solved every riddle.
次の2アウトで前田は、ドジャースが彼と契約を結んだ時には、推測できるだけだった要素である根性を示して見せた。技術とピンチでも動じない安定感のコンビネーションによって、期待は夏が近づくにつれ、高まるばかりだ。ここまで、彼はあらゆる挑戦に応え、あらゆる問題を解決してきた。

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shiro