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【MLB】「ドジャースは前田の状態を注意深くチェックすべき」評価急上昇も消えないヒジへの懸念

前田健太が開幕からの好投を続け、評価を上げている。しかし入団前に身体検査で引っかかったことや近年MLBでプレーしている日本人投手を例に、ヒジの故障に対する懸念は消えていない。

2016/04/22

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マエケンは良いテストケース?

 直近ではダルビッシュが側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、復帰に向けて必死のリハビリを続けている。

That is probably Yu Darvish, who due in part to his large stature (6-5, 220) was thought to be less susceptible to these sorts of issues than other Japanese pitchers. Unfortunately, Darvish succumbed to the malady that’s afflicted dozens of major-league pitchers in recent years: Tommy John surgery.
198cm、99kgと恵まれた体格のダルビッシュは、他の日本人投手と比べて(ヒジの故障の)影響を受けにくいと考えられていた。しかし不幸にも、ダルビッシュは多くのメジャーリーグの投手を苦しめてきたヒジの故障に見舞われ、トミー・ジョン手術を受けることになってしまった。

 同記事では、前田健太のNPBでの実績も掲載している。

Maeda, for example, made more than 30 starts just once in his eight NPB seasons, but threw over 200 innings four times. MLB pitchers generally need to make 34 starts on a consistent basis to post 200 or more innings in a season.
前田はNPBで8シーズン過ごし、30先発を越えたのは1度だけであった。しかし、200イニングは4度クリアしている。MLBでは一般的に、先発投手は1年間で34回の先発と200イニングをノルマとして課せられる。

 ダルビッシュが昨年、先発6人制を支持する発言をしたように、メジャーリーグの日程は過酷だ。同記事では日本人先発投手の一人として、前田のヒジの状態がどうなっていくのか、Maeda might be a good test case(良いテストケースになるかもしれない)という見解も示した。メジャーリーガーとしての『マエケン』は、まだ始まったばかり。いかに故障なく適応できるかがカギを握る。

出典:Kenta Maeda Off to hot start with dodgers by Al Yellon

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