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和田・岩隈の凱旋登板に対する盛り上がりは野球狂の街・シアトルをしのぐ アメリカメディアが伝える日米野球」【豊浦彰太郎のMLB on the Web!】

侍ジャパンの連勝となった日米野球第2戦では、柳田の活躍にファレル監督も舌を巻いたようだ。本塁打で気を吐いたモーノーは巻き返しに意欲的だ。岩隈・和田の凱旋に対するファンの歓待ぶりも紹介されている。

2014/11/16

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凱旋登板に盛り上がる東京ドームの観客の様子を報じた

 また、14日のゲームは岩隈久志(マリナーズ)と和田毅(カブス)の凱旋登板もハイライトだった。残念ながら、先発の岩隈は4回5失点で敗戦投手となり、3番手で登板した和田も被弾したが、MLB.comはその様子をこう伝えている。

What mattered were the scenes that unfolded when both pitchers took the Tokyo Dome mound: tens of thousands of fans screaming, trumpets blaring, oversized Japanese flags waving. So many in this nation had waited for Iwakuma and Wada to return, after experiencing various degrees of success in the States. They were proud of their native sons, even if they struggled.
重要なのは、両投手が東京ドームのマウンドに上がった際に繰り広げられたシーンだ。何万人ものファンが叫び、トランペットが鳴り響き、巨大な日本の旗が舞った。この国の多くのファンが、米国でそれぞれの成功を収めた岩隈と和田の帰還を待っていたのだ。彼らは同胞を誇りに思っている。例え、打ちこまれても。

Even in baseball-crazed Seattle, it would be difficult to imagine a finer reception.
野球狂の街シアトルでさえ、これ以上の歓待はあり得ない。

 この日の観客数はほぼ満員の42,277人。日本人メジャーリーガーの出場は、日米野球で欠くことのできない重要なピースだ。岩隈の出番はこの試合のみらしいが、和田の登板はまだありそうだ。正直なところ、発表時点では和田のメンバーへの選出には若干の違和感があったが、比較的実績が乏しいメンバーが散見される投手陣にあって貴重な戦力だろう。

出典:”Japan triumphs over MLB All-Stars”by Associated Press in Nov.14th 2014
“Respect trumps results for Iwakuma and Wada”by Anthony DiComo MLB.com in Nov.14th 2014

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