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前田健太、最高のデビュー。初登板初安打初本塁打初打点、無四球かつ無失点、日本人投手として初づくし

前田健太の衝撃的なデビュー戦は、日本人投手初づくしとなった。

2016/04/07

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先発でMLBをデビューした過去の日本人投手は15人

 日本人で、MLBに先発でデビューした投手は前田健太で16人目。

・野茂英雄 ドジャース1995年5月2日ジャイアンツ戦
投球: 5回91球1安打4四球7三振 自責点0(勝敗つかず)
打撃:2打数0安打1三振 
・長谷川慈利 エンゼルス1997年4月5日インディアンス戦
 投球:●4.1回86球7安打2四球2三振 自責点5
 打撃:打席なし
・伊良部秀樹 ヤンキース1997年7月10日タイガース戦
 投球:○6.2回99球5安打4四球9三振 自責点2
 打撃:打席なし
・吉井理人 メッツ1998年4月5日パイレーツ戦
 投球:○7.0回87球3安打1四球7三振 自責点0
 打撃:2打数0安打1犠打
・大家友和 レッドソックス1999年7月19日マーリンズ戦(交流戦)
 投球:●1回33球5安打1四球0三振 自責点2
 打撃:打席なし
・石井一久 ドジャース2002年4月6日ロッキーズ戦
 投球:○5.2回95球2安打3四球10三振 自責点0
 打撃:2打数0安打1三振
・松坂大輔 レッドソックス2007年4月5日ロイヤルズ戦
 投球:○7回108球6安打1四球10三振 自責点1
 打撃:打席なし
・井川 慶 ヤンキース2007年4月7日オリオールズ戦
 投球:5回97球8安打3四球2三振 自責点7
 打撃:打席なし
・黒田博樹 ドジャース2008年4月4日パドレス戦
 投球:○7回77球3安打0四球4三振 自責点1
 打撃:2打数0安打1四球1得点
・上原浩治 オリオールズ2009年4月8日ヤンキース戦
 投球:○5.0回86球5安打1四球0三振 自責点1
 打撃:打席なし
・川上憲伸 ブレーブス2009年4月11日ナショナルズ戦
 投球:○6回89球4安打4四球8三振 自責点3
 打撃:2打数0安打
・ダルビッシュ有 レンジャーズ2012年4月9日マリナーズ戦
 投球:○5.2回110球8安打4四球5三振 自責点5
 打撃:打席なし
・和田 毅 カブス2014年7月8日レッズ戦
 投球:5.0回87球5安打1四球3三振 自責点0
 打撃:1打数0安打1四球
・田中将大 ヤンキース2014年4月4日ブルージェイズ戦
 投球:○7回97球6安打0四球8三振 自責点2
 打撃:打席なし
・村田 透 インディアンス2015年6月28日オリオールズ戦
 投球:●3.1回69球4安打1四球2三振 自責点3
 打撃:打席なし
・前田健太 ドジャース2016年4月6日パドレス戦
 投球:○6回85球5安打0四球4三振 自責点0
 打撃:3打数1安打1本塁打1打点1三振

 前田は9人目の勝利投手だが、無四球で自責点0は初だ。そして、先発デビュー戦で安打を打った投手も初となる。

 前田健太は望みうる最上のデビューを果たしたと言って良いだろう。

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