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【アメリカの眼】岩隈、青木の勝利貢献度は? セイバー系指標でマリナーズ日本人選手の活躍予測を発表

マリナーズの地元紙『シアトル・ポスト』は、セイバー系シンクタンク『ファングラフズ』の数値を引用し、球団と各選手の今季予測を報じた。

2016/01/28

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岩隈は自己最多15勝を記録した2014年と同等の活躍か

 それでは各選手のWARはどうか。
 野手では、カイル・シーガーとロビンソン・カノーがそれぞれ3.7と3.6で、オールスター級とされる4.0に近い。しかし、レギュラーとして合格点とされる2.0に達すると見られている選手は他にいない。青木も1.0でしかない。ちなみに昨季は1.5で、メジャー4年間の累計は7.6だ。今季34歳で、過去2年連続で出場数を減らしていることが影響していそうだ。
 
 投手では、エースのフェリックス・ヘルナンデスは、一般的には長年の勤続疲労で緩やかに衰えていくと見られているが、それでも今季の予測値は4.7。これは一級品のレベルで、メジャー定着後の過去10年の累計がその10倍の47.0だ。
 
 そして、岩隈だ。彼は2.9と予測されている。これは、シーズンの1/3を故障で棒に振った昨季(1.8)を上回り、自己最多の15勝を記録した2014年(3.0)並みで、球宴に選出されサイ・ヤング賞投票で3位に入った2013年(3.8)には及ばない水準だ。
 
The return of Hisashi Iwakuma’s to Seattle, following the hiccup with the Los Angeles Dodgers, provides the Mariners with a solid number two, provided he can stay healthy.
ドジャースのしゃっくり(訳者注:契約に一旦は合意しながら身体検査で異常が見つかったとしてキャンセルしたことを指す)後に岩隈久志のシアトルへの帰還が決まったことによって、マリナーズは強力な2番手を確保することができた。もっとも、彼が健康体を維持してくれることが前提だが。
 
 予測はあくまで予測だ。完璧ではない。『ファングラフズ』は過去2年間リーグ優勝とワールドシリーズ制覇だったロイヤルズを、3年連続で「80勝すらできない」と予測している。
 
 昨季シーズン終盤に就任したジェリー・ディポートGMのオフの補強では、昨季に比べ飛躍的な上昇は難しいとの見方だが実際にはどうか。それは間もなく始まるスプリング・トレーニングから徐々に明らかになって行くだろうと、記事では記している。
 
出典:“It’s never too early for baseball ? A look at the 2016 Projections for the Seattle Mariners”@ Seattle Post by Brian Hight in Jan. 15th 2016

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