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【MLB】長期契約の前田も1、2年活躍してくれればOK?著名コラムニストは手厳しい評価

著名コラムニストが「ドジャースの先発陣はグレインキーが抜けても大丈夫」と述べている。そして、前田との長期契約も保証額の低さを根拠に「1、2年活躍してくれればOK」と評している。

2016/01/07

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グレインキー流出も、及第点の補強

 このオフ、昨季サイ・ヤング賞投票2位のザック・グレインキーがFAでドジャースを去った。その後、一度は合意が伝えられた岩隈久志との契約を身体検査の結果を理由に破棄してしまった。やや後手に回った印象もあるが、『FOXスポーツ』の名物コラムニストであるロブ・ネイヤー氏は、「ドジャースのローテーションはザック・グレインキー抜きでも大丈夫」という記事で、前田健太の獲得を含む同球団のオフの動きと2016年ローテーションに肯定的な意見を述べている。
 
 ネイヤーは、ドジャースを取り巻く懸念の声は、今オフ、2016年の先発ローテーション編成に向けてアクションすべきと思われていたことと、実際に行った補強にギャップがあることだ、と指摘する。
 
The Dodgers were expected to spend WHATEVER IT COSTS to retain the services of Zack Greinke. Absent Greinke, or maybe even with Greinke, the Dodgers were expected to acquire one of the other big-time pitchers out there: David Price or Johnny Cueto.
ドジャースはザック・グレインキーを引き止めるためなら、いくらでもつぎ込むと思われていた。そして、グレインキーが居ようと居まいと、デビッド・プライスやジョニー・クエトらの他の大物FA投手の獲得に動くと見られていた。
 
 現実には、前述のようにグレインキーは同地区のダイヤモンドバックスと6年2億650万ドルで契約し、ドジャースはプライスやクエト、ジョーダン・ジマーマンらのトップクラスのFAを狙う動きも見せなかった。しかし、ネイヤーは同球団のここまでの動きをそれなりに評価している。それは、昨季先発3番手だったブレット・アンダーソンと再契約し、同じくFAのスコット・カズミアを獲得したからだ。そして日本球界のスターである、前田健太も獲得した。

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