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【MLB】2016年のイチローは115本安打、田中や岩隈・ダルも好成績。米データサイトが成績予測を発表

米大手データサイトが2016年シーズンの各選手の成績予測を発表した。田中、岩隈、ダルビッシュの先発3投手は成績大幅上昇の予想、3000本安打まで残り65本と迫るイチローの安打数は115本と予測されている。

2015/10/31

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MLB日本人投手は軒並み成績が上昇?

 次に投手はどう予測されているのだろうか。

田中将大(ヤンキース)
2015年成績24試合 12勝7敗 防御率3.51 154回 139奪三振/27四球
2016年予測31試合 13勝9敗 防御率3.32 197回 180奪三振/40四球

 故障や怪我に苦しんだ田中は、来季はMLB3年目にして初めてフルシーズンを投げられるという予測が出ている。K/BBこそ5.15→4.45へ低下も、防御率は改善され13勝をあげると出た。課題の一発病についてはHR/9は1.46→1.02へ低下と一過性のものであると予測されている。WAR4.1は投手ではリーグ7位タイとエースとして十分な数字だろう。

岩隈久志(マリナーズ)
2015年成績20試合 9勝5敗 防御率3.54 129.2回 111奪三振/21四球
2016年予測32試合 12勝11敗 防御率3.49 202回 166奪三振/37四球

 今季は故障でローテーションを守りきれなかった岩隈。こちらも2016年はフルシーズン投げ切れるとの予測。特に与四球37は190イニング以上の投手では最少の数字だ。コントロール・アーティストとも称される、制球力が来季も大きな武器となりそうだ。

ダルビッシュ有(レンジャース)
2015年成績 登板なし
2016年予測31試合 13勝9敗 防御率3.42 192回 212奪三振/63四球

 来季はトミージョン手術からの復帰1年目となる。予測値上では完全復活と言える数字が並んでいる。13勝は田中らと並ぶリーグ5位タイ、奪三振はリーグ4位の予測だ。今季ダルビッシュを欠きながら2011年以来の地区優勝と躍進を見せたレンジャースに、頼れるエースが戻ってくるか。

上原浩治(レッドソックス)
2015年成績 43試合 2勝4敗25S 防御率2.23 40.1回 47奪三振/9四球
2016年予測65試合 4勝3敗28S 防御率2.92 65回 66奪三振/15四球

 来季もレッドソックスの守護神を務めることが予想される。登板数は増えるも投球内容は大きく低下との予測が出た。奪三振率、与四球率ともにレッドソックス移籍後では最低、FIP3.40はクローザーとしては落第点ギリギリだ。41歳を迎える来季も「ミスターオートマチック」で居続けられるだろうか。

田澤純一(レッドソックス)
2015年成績 61試合 2勝7敗3S 防御率4.14 58.2回 56奪三振/13四球
2016年予測55試合 3勝2敗3S 防御率3.29 55回 52奪三振/15四球

 今シーズンは8月以降、勤続疲労もあり大きく数字を落としたが来季は復活すると数字が出ている。今季も防御率は4.14ながら、FIPは3.05と投球内容は悪くなく、それがデータに反映された形だ。一方、登板数は2013年以来では最少の予測値、チームとしては60試合以上は投げてほしいところだろう。

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