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【MLB】イチローに出場機会あり、監督代行の可能性も? マーリンズ新監督が噂されるマッティングリーの采配

マーリンズの新監督に就任することが有力視されているドン・マッティングリー。プラトーンや代打を活用するスタイルからイチローにも活躍の場はありそうだ。シーズン最終戦では代行監督就任の可能性もあるかもしれない。

2015/10/28

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こまめな継投逃げ切りタイプ、最終戦の采配も注目

 数多くのスーパースターを擁するドジャース。それでもバイプレイヤーの活躍なしにその強さは成り立たない。

 昨シーズンはスコット・ヴァンスライクやジャスティン・ターナー、今シーズンも控え捕手のA.J.エリスや、ユーティリティープレイヤーのキケ・ヘルナンデスをうまく活用することで、マッティングリーは勝利をつかんでおり、マーリンズで4番手の外野手を務めるイチローの貢献もチームのカギを握ることになりそうだ。

 投手起用ではめまぐるしくリリーフ投手をつぎ込むマシンガン継投がマッティングリー采配の最大の特徴としてあげられる。

 リリーフ投手の1登板あたりの獲得アウト数2.7は30球団最少タイ、今季のドジャースのリリーフ登板上位10人のうちイニング数が登板数を上回ったのはホアン・ニカシオただ1人。

 最後に少し先の話にはなるが、もしマッティングリーが監督就任した場合注目したいのがシーズンの最終戦。昨年の最終戦ではポストシーズンに向けて休養を取るためラテン系のリーダーを務めていたベテランのホアン・ウリーベ(現メッツ)が監督代行、現役最強投手のクレイトン・カーショウが投手コーチを務めた。

 今季も最終戦では大ベテランのジミー・ロリンズが監督代行、守護神ケンリー・ジャンセンが投手コーチを務めている。もしマーリンズでもマッティングリーがこの監督代行を続ければ、来季指揮を任せられるのはチーム最年長のイチローの可能性が高い。今シーズン41歳にしてメジャー初登板を果たしたイチローだが、来年ポストシーズン進出した暁にはチームを監督する姿が見られるかもしれない。

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